Collings D-2H



第一章〜購入理由

漠然とイイギターが欲しくなったんです。 1998年暮れのある日、会社の帰りに本屋で何気なく手にした 雑誌(プレイヤー)を見ると、昔欲しいと思っていたM社やらG社の ギターが広告に沢山載っているではないか...しかも、 入手可能な価格だ。欲しい、すごく欲しい。イイギターがすごく欲しい! 突然思い立った私は先ずギターの練習に取りかかりました。(爆) そうです。昔憧れたギターを入手するには、先ずギターを弾けなくちゃ。

高校時代にギターに熱中するも、その後ほとんどギターに 触ることも無く、せいぜい結婚披露宴とか会社の忘年会で歌伴奏 をする程度。そんな私が「イイギターが欲しい。」というだけの理由で 猛然と練習に取りかかったのでした。(爆)

わが家には中学卒業時に、それまで貯めていたお小遣いで購入した YAMAHAのL−5(79年製)と、妻が高校時代にクリーニング屋で バイトして購入したB.C.RICOという謎の国産ギターが存在しており、 これらを交互に弾きはじめたのでした。 先ずはFから、次にBm、バレーコードを押さえるも音は鳴らず。(笑) しばし、練習を続けるうち、いつしかギターを弾くこと自体が趣味として 確立されていくのでした。


第二章〜ターゲット決定

その後、何とかバレーコードの音が出せるレベルになってきて、 1999年5月、生まれて初めてM社のD-18とD-28を 黒●楽器で試奏したのです。勇気を振り絞って...(爆)

先ず、D-28(レギュラーモデル) ウチのヤマハとかB.C.RICOとはずいぶん違うもんです。 とってもイイ音&デカイ音が出ます。弾いていて気持ち良いです。 素人でも判るモンなんだなぁ〜と妙に納得... 次に、D-18(レギュラーモデル) これは欲しくないぞ...と思わせる程鳴らない。 たいそうガッカリしました。いくら何でも鳴らなさすぎ。 かくして、私の頭にはD-28はイイ音。D-18は鳴らないという 構図がインプットされてしまったのでした。

一方でG社のギター...イ■バ●楽器に置いてあった ハミングバード、弾いてみました。たしか68年製だったかな... あのD-18どころじゃない、とにかく一生懸命弾いても鳴らないのです。 この時点でM社>G社の構図も出来上がってしまったのでした。

そうこうしている内にターゲットも絞られていき、狙いはやはりD-28! その後、何台かのD-28の試奏し、年代差や個体差を体感し、 ハカランダという材を使用したものはイイ音するが値段も 猛烈に高いという事を学習し、インドローズってヤツの方にしとこうと 現実を見据え、少しずつ購入資金を蓄えておりました。


第三章〜”あの”5thとの出会い

とある日、何気なくインターネットを彷徨っていたら... 凄いページに出会ってしまったのでした。そうです。”あの”5thです。 そりゃあもう、むさぼる様に過去ログを読みあさり、ギターに関する 知識やら、購入報告やら、ナンやら...もの凄いカルチャーショックを 受けた訳です。と同時に、自分って普通だ...と認識もできました。(笑)

どうやら、5thの世界では、D-28の一本や二本、欲しくなるのは ごくごく当たり前の事だったんですね...と、自覚したら、 もう居ても立ってもいられなくなり、5thに出会った1週間後には D-28cutom('95)をホールドしてました。(木男さんの出物です。)


第四章〜いざ購入へ

で、1999年11月28日、貯金を下ろし、不足資金を妻から貰い、 さっそうとお茶の水の木男さんへ繰り出し、早速試奏。 お〜、今まで出会ったD-28(但し、それなりの価格帯)の中でも一番。 流石スキャロップ仕様(←こんな難しい言葉も5thで仕入れた:爆) ですねぇ〜。なんて、知ったかぶりして代表さんとお話していたのです。 しかも、ピカピカのミント状態。あまり弾かれていないのに此の鳴り。 これから弾き込むともっと凄いことになるんだろう...と即決か?


第五章〜コリングスとの出会い

ただ、木男さんのストックに「Collings D-2H」というのがあり、 これ、5thでも話題に上ったメーカーなので、ちょっと気になってたのです。 折角お店まで来たんだから、と触らせて貰ったところ... なんじゃ!この豪音は...とにかくドッカーンという低音と 輪郭がハッキリした攻撃的な中色に、しばし唖然。 憧れのD-28は確かにイイ音しているんですが、どうにもD-2Hの 方が私の好み...代表さんにも弾いて貰って、聞いてみても 軍配は明らか。決してD-28が良くないという事ではなく D-2H(というかコリングス)の音が好みに合った...という事なんです。

かくして、あれほどまで欲しかったM社D-28をあっさり裏切り、 D-2Hを抱えて家に戻ったのでした。 その後、このD-2Hがいわゆる初期モデル(SN#745)であり、 非常に生産数が少ない時期のものらしく、コリングスの中でも 狙いドコロっていうヤツ...という事が5thの投稿で判明。 全くイイ買い物が出来たものです。


第六章〜D-2Hの紹介

...という事でわが家にやって来た次第です。 その後D-2Hを何台か弾いたけど、ヤッパリうちのヤツが一番鳴る。(爆)

 <音について>
第五章に記載した通り。攻撃的且つ、ドッカーンと鳴ります。 振動が自分の腹にも響いてくるのもいいですね。 音のボリュームも流石にデカイです。 輪郭がハッキリしたところが、いかにもコリングスしてます。 ちなみに、フラットピックで思いっきりストロークした時は黒幕さんの サンタクルーズTRに負けた...恐るべしTR。 自分の演奏スタイルからかけ離れたケースだから、まあイイか。

 <ペグについて>
最近のコリングスはみんなウエーバリーが付いてますね。 購入時に弾き比べたD-28customにもウエーバリーのペグが付いていて、 その精度、使用感には感激したものです。
一方、ウチのD-2Hはゴトー製のクルーソンレプリカが装着されていて、 使用感も今一。よって、早々にウエーバリーに交換済み。


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