Martin D-18 GE
第一章〜火の粉注意報 ある日、会社でいつものようにパソコンに向かっていると、 黒幕さんからEメールが一通。題名は「火の粉注意報」。 そこにはD-18GE(2000年モデル)の黒幕情報が...。 うっかり、「D-18GEって、そんなにイイんですか?」と黒幕さんへ 返信してしまったもんだから、もう大変。既にこの時、 「buy」をクリックしたも同然だったんですね。丁度、サイド・バックがマホガニーのギターが欲しいなと 思っていたところ、このD-18GEの発表です。 5thでも話題に上り、方々から絶賛の声が寄せられています。 私も、裏表紙にD-18GEの広告が載っている雑誌を買ってきて 唸りながら見とれておりました。しかし、定価が50万円か... おいそれと手が出るモンでも無さそう... しかし、その後に黒幕さんから送られてくるメールには トップのアディロンダックスプルースの貴重性を始め、 購入意欲を掻き立てる文脈が並ぶ、並ぶ... これが噂の黒幕パワーか、確かに凄いぞ。 更に追い打ちをかけるように、 黒幕さん宅の隣町のUポンさんが既に入手されている同機種の 試奏インプレが届くし...その表現がまた上手いんですわ。 「あれが1934年のD−18の音なんでしょうか? 値段を比較するだけでもD−28GEより、ずーっと、ずーとお買い得であり 音としては5分以上、55年のD−28に十分対抗できる物かと思ってます。」 それだけじゃ済みません。更には黒妻さんからも、 「良かったです。ジャラーンで判りました。」という煽りが届き、続いて、 あの染○さんの↓こんなインプレまで転送してくれました。 「55年製は素晴らしかったですが、少々驚いたのは、 やはりD-18GEでした。かなりパワフルに鳴っていましたね。」 という事で、黒幕、黒妻のツインドロップキックで思いっきり 且つ、乱暴に背中を押され、すっかりその気になった次第です。 その気になっちゃったら...金策ですね。 第二章〜個人輸入のすすめ 時同じく、A1さんが個人輸入のH.Pなんぞを立ち上げられ、 (このH.Pの立ち上げも黒幕さんが暗躍していたとの事。) 黒幕さんはじめ、a●iさん、な▲まさんといった顔なじみの方々から 個人輸入による購入報告が続々と寄せられていたのでした。 ましてやD-18GE、とても足が早く、国内での入手も困難という状況。 こりゃー、個人輸入しかない! 妻を説得するのも何とか可能な購入金額と相成りそう...(笑) 結局、「これが最後の一本よ!」との言葉と共に金策も無事成功。←大嘘付き (-_-;)さあ、個人輸入の開始です。といっても、何すれば良いんだろう? 右も左も判らないズブの素人は路頭に迷いそうになりまして...。 一番最初に始めたことは...黒幕さんにメールを送ることです。(爆) 黒幕さんも、着火した責任として(笑)、個人輸入の実践勉強の ご教授願を快く了解してくださいました。 先ずは、各店にD-18GEの在庫があるか?黒幕さんに教えて頂いた 英文をGryphon、Elderly、Mandolin Brothersにメールで送ったところ、 Mandolin Brothersからシェードトップの在庫あり、との返信が届き、 早速ホールドをかけようと思ったら...パソコンがクラッシュ。 まったく、どうしてこんなタイミングでパソコン君がご機嫌を 損ねるのでしょう?と、ぶつぶつ文句を言いつつ、復旧作業を終えたところ、 何と!Gryphonからナチュラルトップの在庫ありとの連絡も入った! 実はこれ、超ラッキーな事だったのです。 一方で実は私、一度もカード支払いってしたことないんです。 カード、一枚も持ってないんですよ。なのに個人輸入なんぞに手を 出そうとしている...まったく身の程知らずというか、何というか...。 そこで、黒幕さまの指示により、カードの作製も開始です。(笑) 在庫確認は出来たので、早くでき上がらないかな...カード。 第三章〜黒幕ネットワーク さあ、ホントに黒幕パワーが凄いところはここからです。(爆) Gryphonといえば金■さん...という図式は既に黒幕さんが全国(各国)に 言いふらしているので、早速、黒幕さんから金■さんをご紹介頂く事になりました。 当時、金■さんはS.Fに在住されていて、黒幕S.F支局と命名されてました。(笑) 今はL.A支局開設中?(でも、大変お忙しそうですね。)更にはこのGryphonにあるD-18GE...黒妻さん(黒幕さんじゃありませんよ! 黒妻さんですよ!)が旦那様をだしに、本気でご購入を検討されていたモノだったのです。 事の運びようでは既に黒幕邸にあったかもしれない"この"D-18GE。 すっかり「縁」を感じ、余計にこのギターの入手意欲を掻き立てるのでした。 さて、ご紹介頂いた金■さん、本当に懇意に対応してくださいました。 わざわざGryphonまで出向いて頂き、現物の試奏から インプレ報告(コレがまた的確!)、更には、価格交渉までしてくださる という超デラックスなご対応。陰で黒幕さんもアシストしてくれます。 しかし、まだカードが出来ていないんですよ。(爆) しかも、ホールドは24時間だけ!という情報も金■さんから 教えてもらい...路頭に迷いそうになったのでした... そんな私に、金■さんはお知り合いの(5thでもお馴染みの) ア●さ■しさんを紹介してくれました。早速、連絡を取ると、 ア●さんはカード以外の支払方法について良くご存じで、 郵便局、銀行それぞれの海外送金方法について詳しく且つ、快く 教えてくれました。そして、この度の送金はカードを使わず、 「国際郵便為替」を利用する事に相成りました。 ここでも黒幕さん、しっかりアシストしてくれます。 そして、仕上げは... 郵便為替を送る旨を、金■さんからご教授いただいた英文で Gryphonへメールで連絡し、購入意志をしっかり伝えると共に、 郵便局でア●さんから教えて貰った通り郵便為替を送り、 黒幕邸で知りあった、叩き系の師匠=Wつきさんに オーダーフォームを添削して頂き、 仕上がったオーダーフォームと郵便替受領書のコピーを黒幕さんに 教えて貰った通りGryphonへFAX送信し...しばらくすると... Gryphonに郵便為替が届いた旨、金田さんから連絡を頂き、 ついでに運送会社とトラックナンバーを教えて貰い、 運送会社のH.Pを黒幕さんから教えて貰い、 どこまでギターが運ばれてきているか、PCで追跡しつつ... 2000年7月1日、遂に、わが家にD-18GEがやって参りました!!! このように、世界に広がる黒幕ネットワーク支えられD-18GEの 購入に至った訳です。皆様、大変お世話になりました。 ![]() 第四章〜D-18GE紹介 ...という沢山の皆様のご協力の結晶がわが家のD-18GEです。 これからもこのD-18GE、大事にしまっせ。<音について> 低音はズンズン、中〜高音はトゥリントゥリンに鳴ります。 かといって、外観同様、音の派手さは控えめです。 それでいて「太くて、まろやか」ですね。 自分で弾いても気持ちイイ音が返ってきます。 人に弾いて貰うと、コレまたイイ音してます。 <ネックについて> GEシリーズならではの設計で、厚めのVネックです。 幅はナット部で1-3/4inchと広め。 最初は違和感がありましたが、この幅に慣れると 逆にナット幅が1-11/16inchの方が弾きにくく感じる時があります。 ちなみにわたくし、手は小さいです。 手の小ささで負けたのは唯一、おと○さんだけ。(笑) <弦幅について> こちらもGEシリーズの設計です。ブリッジ部の弦の幅がかなり広く、 レギュラーモデル:2-1/8inch幅に対し、2-5/8inch幅です。 コレ、特にフィンガーピッキングでは弾きやすい幅です。 <サドルについて> ロングサドルが接着されているので、自分で色々作り直して 楽しむ事が出来ないやんけ! 現在、オリジナル状態からちょっと削って弦高を低くしてます。 <黒妻さんについて> 「このギターは絶対、私に会いたかったのよ!」と喜んでくれてます。 落ち着いたところでこのギター、黒妻さんのところへ しばらく里子に出して可愛がって貰う予定です。 ![]() |