調整と効果?
しば〜・・・・・らく、オーディオ装置の調整というものをしていないような気がします。
とくにアナログプレーヤー! (~_~;)
とりあえず、使用するべき時には問題なく作動してるので、壊れてる訳ではありませんが
必要な定期メンテナンスは行わなければなりません。2年に1回のベルト交換と給油は、
車検時の定期交換部品みたいなものでしょうか。
とりあえずこれだけやっていれば壊れるようなところはないハズなのですが・・・・(^^ゞ
ベルトはゴム製品ですから、長いこと使用してると伸びてきて弾力性が失われます。
ベルトが痛んでくると、その症状として、定格回転数まで上がってしまえば問題は
出ないのですが、定格回転数に至るまでの経過中に振動が生じます、おそらくベルトが
ダンパーの役目を果たせなくなって、プーリー部ですべりが生じたり、モーター側からの
回転トルクを滑らかに伝えられなくなったりして、変な共振でも起こすのでしょうか???
また、ターンテーブルの回転動作起動時に、ターンテーブル本体が砲金削り出しの
7kgという質量から、モーターのプーリー側ですべりを起こしてベルトが外れて
しまう不具合も起りやすくなります。新しいベルトに取り替えればこの問題は
発生しないので、劣化したベルトに原因があるということなのでしょう。・・・?
古くなったベルトと新品のベルト、リングとしての長さを比較すると、古くなると如何に
伸びるかよくわかります。
古くて消耗したベルトも、交換したからとすぐには廃棄しません。箱にしまってしばらく
放置しておくと、長さが元に戻って、新品ほどではありませんが、また一定期間は
使えるようになりますので、交換部品をすぐに入手できない時には重宝します。
以前に輸入オーディオショーで、どこかのブースで専門家の方が講演をされていて、
「ベルトドライブのベルトは素手で触ってはダメだ、手先の油脂が着いて、回転制度に
影響する!」と話されてましたが、私の耳ではその微妙な違いが聞き取れないようで、
気にせずに素手で交換しています。(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ

重たいアウター・ターンテーブルを取り外して、ベルトを外して、インナー・ターンテーブルを
軸受けから抜きます。取扱説明書では、インナー・ターンテーブルを軸受から安全に
抜くような事はしないで下さいと書いてあって、それではどうやって、どの程度の
オイルを軸受に注入すれば良いのか、疑問でもあります。
なので、ターンテーブル軸への給油について、どれくらい給油すれば適正なのか今だに
知りません。それ故にちょっと前までは、途中まで抜いた軸に油を塗る程度の注油であり、
いつも適当に少しだけ純正のオイルを垂らしていた・・・というものでした。 f(^^;)
ポリポリ


以前にターンテーブルが止まってしまうという故障を起こした時に、輸入代理店に
修理をお願いしたら、何を勘違いしたのか軸受を交換しただけで、交換した軸受
共々返されてきました。「この故障が一番多いのです!」ということだったのですが・・・?
疑問を抱く中、使い始めてすぐに同様の不具合を発生させてしまいクレームで再修理、
今度はモーターの制御基板を交換してきました。当初のこちらの予想通りの修理箇所であり、
さすがに今度は再発はありません。C= (-。- ) フゥッ
手元に交換された軸受が残ったので、その形状をよく見ると、底が貫通してる訳では
ありません。おかげさまで機械的な構造が理解できたので、軸受の中にはある程度
たっぷり給油しても良いようです。なので、前回のベルト交換時にいつもより多めにオイルを
流し込みました。
そんな給油をしたメンテナンスからずいぶん時間が経過しました。そろそろベルトも
伸びきってるはずなのですが、以前にあったような振動発生の不具合などは生じません、
ベルトの外れについても同様です。
もしかしたら前回の給油以前は、給油脂が不足気味で焼きつくまでは至らなかったけど、
摩擦抵抗が多くて回転に影響していたのかもしれません。(- .-)ヾ ポリポリ
今回もまたまたたっぷり給油してみましょう!
そしてもう1点、このアナログプレーヤーならではの調整が残ってます。
もちろん、アームについての各調整もありますが、そんなものは一番最初の
セッティングのときに悪戦苦闘の末に終了してから特に変化するものでもなく、
カートリッジも交換などしないので、すべて初期設定のままで良いのでしょう。
正直言って忘れてるのもありますけど・・・・・(^◇^;)> イヤァ〜
ということで、アームの調整は置いておいて・・・・
フローティング・システムの調整を行います。
構造的に、ターンテーブルとアームが一枚のボードの上にセットされており、
ベルトを介して駆動するモーターやその制御基板類、本体の蓋やシャーシとは、
機械的に分かれて設置されてます。そしてそのボードは、シャーシ側から
スプリングを介して吊り下げられていて、その調整箇所が3箇所あります。
そこのスクリューを回して、フローティング・ボードがシャーシ本体の上面と並行に
なるように調整するのです。
テーンテーブルの重さでスプリングがへタルのか、微妙に変化してるときも
あります。以前のTD−126MkVでは、プレーヤーの下側のカバーを外して
無理な体勢や姿勢で調整しなければなりませんでしたか、本気は上面からできるので
随分と楽になりました。但し、一箇所だけターンテーブルが調整の邪魔する位置があるので、
付属の冶具ではなく、柄の長い大型マイナスドライバーが工具として欠かせません。


ということで、ADプレーヤーの調整についての内容を書き出してみました。
これで歳とってボケて忘れてしまったとしても、ここを見れば思い出すかもしれませんし、誰かに
頼む事ができるんじゃないかと・・・・?
でもその前に、ここに書いたこと自体を忘れそうです。エヘ(^ρ^;)ヾ(-_-;) オイオイ
2007.6.28 記
2007.7.2 写真追加
< Back
|to Home|
|to Second Impact|
Next >