ジョン・レンバーン
昔購入したサイモン&ガーファンクル楽譜本の終わりのほうに、「ポール・サイモンへ
なりたい方へ」との記載があり、そこに、「まずブルースやペンタングルのバート・ヤンシュ、
ジョン・レンバーンを聞くこと」とありました。
そう書かれてあっても、田舎のレコード屋さんにそんなLPが置いてあるはずもなく、
もう廃盤になった昔の物と思ってあきらめていたのですが、ある日突然、ギター・
プレイヤーの聖典として、東芝EMIから再発売されお店に並んでました。w( °o)w
お店にあったといっても、隅っこの方のコーナーに「フォーク」なんて分類で、各盤が
1枚づつおいてあっただけですが・・・・、他に買う人もなく、ほとんど自分一人で
順次買い占めていったような気がします。
いまなら、そこにお宝とも言える名盤がずらっと並んでいたら、クレジットカードを出して
全部買い占めてしまうかもしれませんが、20歳そこそこだった学生に、当時のLP1枚
¥2500は高かったですね。一般的なアルバイトの時給が¥300の時代でしたから
・・・・・(^^ゞ
まず買ってみたのは、「アナザー・マンデー:ジョン・レンバーン」です。
そう、当時は「レンボーン」ではなくて、「レンバーン」と書いてあったのです。(^^ゞ

プロジェクト・エックス風に表現すると
さっそくLPを聴いてみた、・・・・・ぶっ飛んだ!・・・・・・・・
です。o(~○~;)o ハァハァ
それ以来、この盤はまさに聖典盤として、我が家に君臨してております。m(_
_)m
次にバート・ヤンシュのデビュー盤「若者の不思議な世界」を購入、「アンジー」の演奏には
衝撃を受けました。ポール・サイモンのそれとは、まったく違うし・・・・・ボー ( ̄Ω ̄)
そんな訳で、「鐵面の騎士」「レディス・アンド・ユニコーン」「ニコラ」と徐々に揃えて
いきました。また、都内まで出かけてディスク・ユニオンというところへ行けば、田舎の
お店にはない輸入盤があることも知り、のこのこと出かけて行っては「ローズマリー・
レーン」や「ペンタングル」etc・・・・と買い集めたものです。
また、ちょうどその頃、ステファン・グロスマンと組んで来日することを雑誌で知り、
初めてそのLIVEを観ることもできました。LIVEを観るまでは、バッファローを
弾くにはああたらこうたら・・・・と悩んでいたのですが、LIVEを観てから、これは
自分で弾ける曲ではないと・・・・しっかり自覚させていただきました。
(_△_;) モウダメ・・・
1年後に今度は一人で来日され、また観に行きました!初めて観た「イングリッシュ・
ダンス」の運指には、ただ唖然です。(≧▼≦;)
なぜか、2回とも前様がいっしょに観に行ってまして、最初の時はジョイント・アルバム、
「スナップ・ア・リトル・オウル」に、2回目の時は、「ブラック・バルーン」にしっかりと
サインをもらってます。(^^ゞ
後日行ったディスク・ユニオンに、なぜかサイン入りの「ハーミット」があり、これもしっかりと
ゲットさせていただきました。
できれば、バート&ジョンを観たかったのですが、こればかりは無理か?
二人のソロアルバムを聞くと、それぞれが物凄いことをビシバシ演ってるのですが、
二人で作ったバート&ジョンではなぜかおとなしい感じです。お互いに合わせることに
重点を置いて好き放題に弾かない故か、あるいは即興演奏のレコーディングだから
でしょうか?
しかしながら、その阿吽の呼吸だけは、誰も真似で来そうにないですねぇ。(
´ー`)
もう、何年このフィンガーピッカーたちを聴き続けているのでしょうか?
長いこと聴いてるんだから、自分の演奏も少しは上手くなって良いハズなのですが・・・・ヾ(-
-;)コラコラ
演奏を聴く事に関しても、耳だけが肥えているようです。(-_-;)
2004.6.12 記
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