Gibsonサウンド


 古くは吉田拓郎氏、最近では山崎まさよし氏や、ゆずなどの使用者の影響で、 非常に人気のあるラウンドショルダー型、70年代フォークブームの影響での ダブやハミングバード、古くはジーン・オートリー、エルビス・プレスリーが愛用した (S)J−200など、形状や種類もいろいろで、いいかげんなGibsonといわれるほど 型式や仕様の例外も多く、それでもGibsonだから許せちゃうという、本当に 憎めないメーカーですね。(^^ゞ
まあ、創成期から現代までの間には山あり谷ありで、すべての年代において 必ずしも全て良いものを作ってきた訳ではなく、人気のない年代もあるかと思います。
とりあえず、ここでは最近のものではなく、古い品物についてのお話ですが・・・・・。

 弦の振動そのものはどんな機種であっても同じ様なものだと言えます、それを 音に変換するボディ、性格にはネックやヘッド等も含まれるのでしょうけど、それに よって、他のメーカーと大きく異なる音色を出すアコースティックギター、Gibsonの サウンドは別世界のような存在を感じさせてくれます。
ほとんどのメーカーがMartinをお手本に、透明感のある音色を目指してる・・・?のとは 対称的に、周波数成分があきらかに異なる独特の音色、Gibsonサウンドと呼べば 良いのでしょうか、ご太い低音と、澄んだ音ではないけど魅力あるハスキーボイスの ような高音、ブルージーな曲には死んでしまった弦でも、いや、むしろその方が 曲調にマッチした音を出してくれる、まさにブルースサウンドって感じですよね。
( ^0^)θ〜♪

 吉田拓郎氏の「元気です」では、ほとんどの録音が張りたての弦の音、「旅の宿」の 6弦の音一つ取っても、影を持つ迫力のある音で、同じ音が出せる楽器はGibson しかないですよね。
これはこれでよろしいんですが、自分的にはもっと金属音が抜けた音色の方が 好きで、例えるなら、バート・ヤンシュ氏とジョン・レンボーン氏の古いアルバムで、 全編ギター2本のセッションだけの「 バート&ジョン」 から聞ける乾いた音なんか、たまらなく好きですねぇ(^^;;) エヘヘ・・
同じく、名盤だ!のコーナーで紹介してる、ジョン・レンボーン氏の「 アナザー・ マンディ」から、「バッファロー」を聞くとシビレちゃいます。
まさに、鉈でぶった切るって感じの音なんですよね、 高音のチョーキングもたまらないし・・・・(^−^)
他に印象の強い音としては、EL&Pの「展覧会の絵」で聞けるJ−200の音、 あれも凄かったです。まさにキング・オブ・アコースティックギターであり、J−200 という機種ならではの音ではないでしょうか。\(◎o◎)/!
6本の弦、1本1本がしっかりと仕事してますよね!
J−200を御茶ノ水で何度か試奏させていただきましたが、同じような音が 出るものにはまだ出合ってません。もし会えたとしても、お高いんでしょうねぇ! (〇o〇;))))!!

 不思議なもので、シーガルの塩崎さんの作られるギター、けっこうGibsonサウ ンドです!・・・って自分には思えるのですが、いかがでしょ?
形はMartinなんですけどね・・・・o(°°)o ホヨ?

 Gibsonサウンド、聞く分には良いのですが、自分で演奏するとなるとどうしても腕前制限が 働いてしまって・・・・・f^_^; イヤァ〜
ついつい吉田拓郎氏の「落陽」を、ジャン、ジャン、ジャンジャンジャンと カッティングを入れながら弾いて歌っちゃいます! _(‘O`) p♪♪ララララー


2004.6.24 記


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