地中海の舞踏


 邦題:「スーパー・ギタートリオ」のLPを購入したのはもう20年以上前のことです。f(^^;) ポリポリ
No17の「演奏スタイル」や「名盤だ!」でも触れてますが、このアルバムの1曲目、アル・ディ・メオラと パコ・デ・ルシアの「地中海の舞踏」、今更言うまでもなく、ハートがぶっ飛びそうな 物凄い演奏ですよね。(_△_;) モウダメ・・・

 最初に日本盤のLPを買って聞いてましたが、輸入盤を購入できる機会に恵まれ、 USA、Columbia盤を手に入れて聞いてみたら・・・・・、やはり国内盤のLPとは、 驚くほど音が違いました。(^^;;)
輸入盤は、針を降ろして出てきた音の第一印象が「静か!」です。
音はクリアーで繊細!、比較すると国内盤は濁って聞こえますし、音がうるさく感じます。
同じレコードなのに、なぜこんなに違うんでしょうねぇ?(^・^;) ??
比較試聴用に国内版も保存してありますので、LIVE Space EMへ来られる機会が ございましたら、是非聞き比べて下さいませ。

 この物凄い演奏、実際どんなふうに弾いてるのか興味があるところですが・・・・
初めて実演をみたのは、読売ランドEastでのジャズ・コンサートでした。
ハービー・ハンコックやウイントン・マルサリス、ロン・カーターらの演奏の前に、ラリー・コリエルと アル・ディ・メオラが共演して、イントロ部分だけをチラッとアル・ディ・メオラが弾いたら観客から大喝采でしたが、 結局はイントロだけで曲としては演奏しませんでした。
しかも遠くて手や指はほとんど見えなかった・・・・・。(~_~;)
後日、「スーパー・ギター・トリオ・アンド・フレンズ」と題された アル・ディ・メオラがメインのLDなども入手して全曲を通して観ることもできたのですが、 相方がパコ・デ・ルシアじゃない!・・・つ〜ことでイマイチでした。

 そんな居り、「パブロッティ&フレンズ フォー・ウォー・チャイルド」という、オペラ歌手、 ルチアーノ・パブロッティとギターの神様エリック・クラプトンがメインで進行を勤める、 チャリティ・コンサートのLDを購入したら、な、なんと、元祖スーパー・ギター・トリオが 3人で出演してるじゃないですか!(○o○) ドキッ!
たった1曲だけの演奏ですが、その演奏がよりによって「地中海の舞踏」!!!
しかも、ジョン・マクラフリンまで加わって3人で演奏! (◎0◎)!目が点

 巨大会場の為かPAのためかわかりませんが、音質はイマイチです!(~_~;)
パコ・デ・ルシアだけマイク録りで、他の二人はピックアップ!、アル・ディ・メオラはいつもの オベイション、ジョン・マクラフリンはナイロン弦の14フレットカッタウェイモデルを ピックで弾いてます。
しかし、しかし・・・・、その演奏は只々唖然です!(^o^; ほえ~
イントロの早弾きからして、左右を見渡しながら余裕で弾くアル・ディ・メオラと3人組。
それに答えるかのように、二カッと笑ってスーパーテクニックを見せ付けるパコ・デ・ルシア、 ニコニコ笑いながらとんでもないプレイをしてるジョン・マクラフリン、 圧巻は手先など見ずに弾き放題、目にもとまらない早さでピッキングしているアル・ディ・メオラの勇姿、 メチャ余裕で物凄い演奏を、これでもかと披露する3人にはただ脱帽です。(シ_ _)シ  ハハァーー
いや〜、本当に素晴らしいですね、ご本家スーパー・ギター・トリオって!!!(^○^)

2004.10.22 記


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