チェッキング


 ギターの塗装膜面にヒビが入る現象を、チェッキングとかウェザーチェックとか 呼ぶようです。この場合のウェザーは経年変化の意味でしょうか。(- .-)ヾ ポリポリ

このチェッキング、生じるものと生じないものがあります。少なくとも、 ポリウレタン塗装などでは起こりません、高級機種に使われる ラッカー系の塗装にのみ起こり得るようです。つまり、チェッキングが 発生するのは高級な仕上げ塗装を施されてる証拠ですね。

 しかしながら、ギターマニアの中には、このチェッキングを嫌う方も いらっしゃいます。外観的な傷一つ無い自分の愛器で、塗装面に ヒビが入ってるなんて許せないのでしょう。
木で出来ている以上、完成後も材料の収縮膨張は起こりますから、 高級機種であるが故に避けては通れない症状ですけど・・・・・・、 納得できないのでしょうね。(~_~;)
なかには修理をしようとする方や、クレームで交換してもらおうと 楽器店に相談する方もいますが、塗装を剥離して 塗り直しする以外に修理方法はありませんし、その後もまた チェッキングは再発する可能性があって、無駄な努力でしかないように・・・・・ 思えるのですがいかがでしょう?

 私的にはチェッキングが生じるのは歓迎です。
自分のギターにチェッキングが入ると、その度に音が良くなって行く ような気がして!(・_・)☆ヾ(^^ )オイオイ!
最近、サンタのVAに目立って増えてきました。こんなところに有ったのかな?と あとから気づくのですが、1本1本確実に増えているようです。
手持ちの機種の中では64年のGibson CW、我が家にやってきた時から 縦横無尽にチェッキングだらけでした、塗膜の表面側では縦に、内側(表面板 と塗装の間)では横に、これ以上は無いといえるほど、チェッキングが走ってます。
トップふだけでは飽き足らず、サイドにまで!(*ロ*;)

 最近、塗装が変わったのか、2002年以降のMartinには現時点において 2本ともまったくチェッキングは出ていません。74年と79年のGuildも、 もう20年以上経過しているのですが、なぜか見当たりません。(-_-;)
VAと同じく95年に作られ、VAより8ヶ月前に我が家にやってきたTRも皆無です。
TRの方が、観た感じで塗装膜が薄そうです。それ故か。(^・^;) ワカラン・・・??

 チェッキングだらけのギターって、なぜかカッコ良く見えちゃうんですけどね。


2005.2.28 記


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