Martin伝説


 『Martin社のギターは出荷検査の時にレギュラー チューニングを施され、そのまま全世界のディーラーに向けて出荷される。』

との、弾かない時は弦を緩めることを奨励する方々が聞いたら 卒倒するような逸話がありますが、各国のディーラーに おいて、その事実を自分で確認したと、信頼を置ける方々から世界規模での 証言をいただきました。
自分なりの結論として、この逸話は




  事実です!


 では何故メーカーがそのようなことを行うのでしょうか?
日本代理店のメンテナンス・マニュアルでも、「ギターを保管する時や移動するときは、 弦をゆるめ、・・・・・」とあります。(~_~;)
以下は、まったく個人的な想像の域ですが・・・・
Martin社は、弦を張って出荷することにより、初期的に発生するトラブルを 代理店到着までに全部出してしまおうとしてるのではないでしょうか?
弦を張ってあることで起こりえるトラブルは、主に、ネックの順反り、トップの膨らみ、 ブリッジの剥がれ等です。
ディーラーに到着した時点でこれらをチェックさせ、簡単に修正できるところは修正して、 初期不具合を矯正した形で新品販売する!重傷な不具合が発生してる場合は、 修理負担額をMartin社で持つ形をとり、商品の値引き等を行う?。
また、不具合内容をMartin社にフィードバックしてもらい、工程や強度などの 品質管理について改善を促す。
こんな感じではないでしょうかねぇ?これならディーラーとしての存在価値が 十分にあるように思われます。中間搾取だけじゃないですよね!(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ


 メーカーさんがこれだけのことをやってくれるのだから、湿度&温度の環境さえ 維持できれば、弦は緩めなくても良いんだって、自信を持ってしまいます。ヾ(- -;)コラ!
ノン・スキャロップのギターは、やはりミディアムの弦で良く鳴るようになりますが、 さすがにミディアム張りっぱなしでは、ネック以上にお腹が心配!
弾き終わったら、芯線の太い(切れる確立の低い)6弦と、2弦だけ緩めれば OKかな、トータルでのテンションが70Kg以下になるようにして おけば・・・・???。(-_-)ゞ゛ウーム
Guild D−50は大変に丈夫で、25年間のミディアム張りっぱなしに耐えて くれましたが、最近は自分の指の方がヤワで、ライトゲージを張ってあります。(^^ゞ
まあ、環境さえよければ張りっぱなしでも、そう大きくは壊れないのでしょう。
細かい変形とかはあるでしょうけど、木工製品ですから湿度の変化だけでも 大なり小なり変形は生じますし、季節が変わっても同様です。
いずれにしても、たかがギターですから・・・・(。_゜)☆\(ー_ー) チャウヤロ!

2005.9.20 記


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