所有年数


 今年、大台の年齢を迎えるにあたって、今後何年ギター遊びができるか、まったく 検討が付きません。少なくても新しい機種を買って、それがヴィンテージ的な音になるまで 弾き続ける事は困難でしょう。プロではありませんから毎日何時間も弾く訳には いきませんし、それだけの時間も作れません。(>_<)

 今現在自分が所有している、楽器としてそれなりに満足できる機種の中で、 一番古いものはGuildのD-50であり、自身が19歳の時(1975年)に購入した ものですから、かれこれ30年以上所有してることになります。
初めて購入した輸入物の「高級」と呼べる機種で、多感な学生時代にアルバイトをして 購入資金を貯めてから手に入れただけに、愛着が多いのかもしれません。
ポプコンの本選会もこいつを連れて行きました。(^^*ゞ ポリポリ
次に古いのは何とサンタクルーズのTRで95年の購入ですから、まだ 10年しか経ってないんですね。その次もサンタクルーズで96年にUSAから 連れてきたVAで、わずか9年です。
以後は、機種としては64年製とか65年製とかはありますが、実際に入手したのは 全部2000年以降です。

御参考までに順番に書き出しますと・・・・(^^ゞ

D−50 → 1975年、御茶ノ水から連れ帰り
TR → ランジング(ミシガン州)より1995年直輸入年
VA → ロサンゼルス(カリフォルニア州)より1996年連れ帰り
D12−20 → サンフランシスコ(カリフォルニア州)より2000年直輸入
CW  → サンフランシスコ(カリフォルニア州)より2000年直輸入
F−512 → 2001年、御茶ノ水から連れ帰り
45GE → ランジング(ミシガン州)より2002直輸入
LJ → ランジング(ミシガン州)より2003年直輸入で岡山へ → 2004年@EMへ

※なぜかGuildの2本が70年代製品であり、御茶ノ水から連れ帰りです。(^^ゞ


 保有期間から言って、一番古いGuild D−50、弾いてきた時間も一番 長いでしょう。しかしながら、30年経過した今、音色は枯れて美しく鳴っては来てますが、 ヴィンテージ品と呼ぶにはかなり遠いものを感じます。
他と比較して優れているのはサスティーン(音の伸び)だけであり、それも最初から 音量が無いので減衰が目立たないだけ・・・・(~_~;)
レスポンスも迫力も、弾いた時の満足感も10年選手のサンタクルーズにはまったく 及びません。
おそらく、1970年代の大増産期のアコースティック・ギターの多くは、60年代以前の機種と 同等に鳴るようにはならないのかもしれません。今後何年経過したとしても・・・・・(-_-;)

 比較すると、65年のMartin D−20S・・・・(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ・・・・・や、Gibson CW、 所有して5年経過程度で、D−20においては修理でほとんど家になかった機種ですが、 さすがは60年代の製品、 常に安定して乾いた気持ち良い音を奏でてくれます。弦が死んでも金属音の響きがあり、こもった 音にはなりません。このあたりはD−45GEを凌ぐ鳴り方をする時もあり、@EMを 訪れるお客様の中では、この2本を気に入る方も多くいらっしゃいます。
45GEとLJはまだ2年そこそこの新品ですが、素質があるというか、デキが良いというか、 少なくても70年代の量産品を凌駕してるのは確かでしょう。
だからといって70年代のGuilld D−50を不要物件として売り飛ばすかというと、 旧知の間柄なのでそれもしないんですよね。f(^^;) ポリポリ
まあ、売ったとしても二束三文でしょうけど・・・・(>_<)

 今までに、無償であげてしまったギターは3本ありますが、売り払ったのは1本だけです。
よほど生活に窮するようになれば、壁掛け預金として売りに出す事もあるかもしれませんが、 普通に生活が続けられる限り、残りわずかな人生を共に楽しんでもらいたい楽器達です。
少なくても、偶然なり必然なりを問わず、試奏も無くやってきたギター達、音楽的に 十分に満足させてくれる以上、安易に買い換えるような事はしたくないですね。
ここの場所を選んで、それぞれ遠方から直にやって来てくれたのですから・・・・(^○^)

Thank’s


2005.10.25 記


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