価値観の変化
価値観の相違、こればかりはどうやっても埋められる物ではありません。
例えば趣味において考えれば、その対象に興味が無い第三者に
とってはどうでもいいことですからね。
しかしながら、アコースティック・ギターという同じカッコでくくられる
趣味であっても千差万別なんですよね。
人によってはメーカーにこだわったり、年代にこだわったり、外観に
こだわったり、新品でなくちゃ嫌だとか、譲れるラインがどこまで
かといえば、まさに人様々ですが、時間と共に変わっていくものでもあります。
現在の自分の場合
1.メーカーにこだわりはありません。
2.もちろん中古もOKです。
3.外観の傷や修理跡も気にしません。
4.琴線に触れる音が出て、以後の自分の使用に耐えうるものならOKです。
こんな感じで間口は広いのですが、実際、4.の項目を満たす
品物はめったに出会えません。一般的な販売品に限らず、個人で所有
される楽器も含めてのお話しです。
もしあったとしても、非常に稀少品で入手が困難であったり、かなり高価で
手が出なかった・・・・私は財力の無い貧乏人!・・・・・り、所有者さまの
お気に入りで絶対に手放さないだろうな・・・と思えるようなものばかりです。
自分のお小遣いの範囲で遊ぶのを趣味といい、家計を圧迫してまで
遊びを楽しむのを道楽と呼ぶそうです・・・・(~-~;)ヾ(-_-;)ホントカ?・・・・が、
5.として、一応家庭内の暗黙の決まりごととして、ローンを組んでまで物を買うな!
というのがありますので、某大手企業を前様が退職してからは、
我が家の収入は1/2以下になり、なかなか盛大な道楽もできません。ヾ(°∇°*)
オイオイ
その昔、大阪のオフ会に行き、戦前の00−18を弾かせていただいて驚いたこと!
(;° ロ°) ナンジャコリャ
購入2年目のサンタVA、けっこう鳴ってるなと思って自信を持って連れて行ったのですが、
同じマホガニーの、二回り小さいその軽いボディからは、、ドレッドノートのVAより
はるかに大きな乾いた低音が出ていました。(○o○) ワオッ
この時に自分自身の中にあった、小さなこだわりというものがガラガラと音を立てて崩れ去った
ような気がします。
4.の項目が成立した瞬間ですね!
この00−18の所有者様は、他にへリングボーンのD−28、戦前の000−18他を
お持ちで、後日この00−18は売却されたようです。
ご自宅のオーディオのスピーカーもK2でしたし・・・・(^◇^;)ホエー
本当に気に入った物が少しあれば良いとおっしゃってたのが印象的でした。
昔と違って数多くの情報をインターネットで仕入れられ、クリック一つで海外からでも
物が購入できる時代、以前ほど外出してお店を散策することも少なくなりました。
さて、みなさまのこだわり、価値観は如何ほどに変わってきてるでしょうか?
2006.5.22 記
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