カナリアの子供たち


 今回のタイトルは2006年頃に民放でTV放送されたドキュメンタリー番組の名前であり、 正確には『カナリアの子供たち・検証:化学物質過敏症』とのタ表記になってます。
地上波でアナログ放送されたこの番組を録画してDVD−Rに焼き、化学物質過敏症という 病気を理解していただくために、映像資料として必要とされる方や、我が子や、 同じ症状の子供たちの為に、友人、知人、学校へと、ずいぶんと配布してました。
最近になって説明用の資料としてコピーする必要が出来たので、確認も含めてDVDに 収めた内容を一通り見直してみましたが、実によく出来てるドキュメンタリーでも あることをあらためて実感しました。

 冒頭の部分、皇居や迎賓館周辺の農薬や除草剤の散布映像から始まりますが、 これは宮内庁医療機関への当てつけでもあります。
皇太子徳仁親王妃雅子さま、体調不良から専属の医師団により、 『適応障害』との診断名を付けられてますが、ホントは、皇族関係者はこれほど 農薬散布の酷いところで生活しており、迎賓館なども年がら年中ワックス等が塗布され、 ピカピカに光ってる状態が保たれてるわけですから、そこら辺の場所においては 如何に気化した有機リン化合物が高濃度で漂っているか、そして、それを連日 吸い込んで生活していれば、当然のように神経障害が発症するものであり、それを理解できない 医師団の診断は、大きく間違ってると主張してるかのようです。

 そんな序章から始まるTV番組ですが、子供たち自身の主張も聞き逃すわけにはいきません。
体調不良を訴える子供たち、自身の口と言葉で、その症状を語ってますが、 その内容から、理性を失う症状が出てしまうことが受けて取れます。つまり、お子さん自身が、 自分の心を制御できなくなることを明確に告げています。
狂人は自分の事を狂人だとは絶対に言いません、しかし、化学物質で神経を侵されたときは、 自身が狂人となることを、子供たちは自覚しているのです。 このような内容、子供たちが、台詞として覚えて表現できるものではないことはあきらかでしょう。
もし芝居でやってるのなら、アカデミー主演賞に該当する天才役者です。


 農薬散布関連においては、聞き飽きたような決まり文句が、ここでも繰り返し語られてます。

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」

「農薬は国の安全基準を満たしているので、決められた使用方法を守って使われれば、安全である!」


そもそも『国の安全基準』自体が本当に『安全』と言えるものなのでしょうか?

『安全である』

『安全である』

『安全である』

この言葉になんど騙されてきたか? (-_-メ)


 もし本当に安全なものなら、これほど便利なものは無く、農業を行う上で、使わない手立てはないでしょう。
しかしながら、それでも無農薬、有機栽培、ビオ、オーガニックと、農薬を使わないで農作物を 育ててる農家さんも世界中にあって、彼は何ゆえに便利なものを使わないで、わざわざ苦労されてるのでしょう?
安全であると主張されるならそれはそれで良いですが、自分や家内には、 農薬を使って育てられた農作物と、無農薬で育てられた農作物の違いは明確に判断できます。
化学物質過敏症を患ってる方なら、手の上に野菜を乗せただけで、無農薬栽培かどうかも 判断できるでしょう。たとえ味ではわからないように調理や二次加工されても、体の方が反応を示す場合も あります、体が素直に受け付けません!


 自然の法則を壊してまで農作物を作る農薬散布農業を推奨するJA。
以下は私見ではありますが、今、日本において大気中の空気汚染の最大の加害者は、JAの言うとおりに作業を進める農家さん ではないかと思えます。
どこかで自覚して自制しないと、大きなしっぺ返しが人間にフィードバックされるでしょう。
農業従事者に癌の発生や、リュウマチなどが多いのもその一環であると推測したします。
『安全である!』と言い切ってる方、ただちには発症するものではないので、その責任を 問われるようなことは時系列的には無いかもしれませんが、長期的な展望で、ご自身が発言したこと だけは覚えておいていただきたいと思う、今日この頃です。


2011.9.8 記


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