情報過多!?


 購入したけど読んでない本が増えつつあります、俗に言う『積読』ですね。
同様に、聴かない・・・・聴いてない・・・・・CDやLP、観ないDVDやブルーレイ、 さらには録画番組と、観て、聴いて、読んで処理していく量よりも、観ない、聴かない、読まないで、 積算されていくメディアの方がどんどん多くなってます。
いつからこんな風になってしまったのでしょうか?
元々、本を読むときなどは、じっくりと専念して読みたいタイプで、精神的に 集中していないと内容が頭に入っていきませんので、他の作業等に追われた 環境下などでは本を読む気は起こらず、読書の時間が取れなくなってるのも あるでしょうけど、昔はもうちょっと読めたような・・・・?
映画などの映像メディアでもそうですね、落ち着いてゆったりと楽しみたいので、 途中で邪魔が入るような環境下では観る気が起こりません。また、最近の映画が 長いってのも影響してるみたいです。
日々の生活パターンから、映画を観始めるとしたら22時頃からになりますが、 2時間の映画でも終演は24時を過ぎてしまいますので、睡眠時間にも 影響してきますし、ディレクターズカットとかになれば、軽く2時間半を超える場合も 多いし、下手をすれば3時間を越えてますからね。
ひと昔前のレーザーディスクなら、長くても1面あたりで60分ですから、 再生する段階でひと区切りが出来るので、翌日以降に2面、または3面から続きを観るということも よくありました。DVDやブルーレイでも、途中で中断して、そこを記憶しておいて、後日に続きを 観るということは可能ですが、条件としてディスクを取り出さないってのが あります。なので、必ず翌日に続きを楽しめれば良いのですが、場合によっては 数日、間が開くこともあって、その間メディアのディスクははプレーヤーに入れっぱなしに なってしまいますし、ついつい忘れて、CDなど他のソースを入れて出してしまうことも・・・・。
メモリーできたとしても、一時ですよね。観る側としても、切りの言いチャプターまでの 鑑賞とは限りませんもの。
音楽もCDになってから、最初から最後までが長くなりました。LPだと片面30分が限度ですが、 CDでは最大80分もあります。そこまで集中して聴いていられることは稀になりますので、 どうしてもナガラのBGMになってしまうことが多いようです、つまり、面と向かって聴いてない って事ですかねぇ。

 要するに、鑑賞する時間の方が少なくて、ソフトが膨れ上がるばかりなりなのですが、 供給される情報量が多過ぎるってのもあるでしょう。
光回線に接続して映画やドラマが観放題なんてCMで謳ってますけど、観る側では 無制限に時間があるわけじゃなくて、有閑な暇人ならともかく、仕事して生活してる上では 限度ってモノが存在しますからね。
購入してるソフトでさえ観終わらないのですから、放送される映画や録画したソフトまで、 観るはずはなくて・・・、普段何を観てるかというと、ニュースやスポーツ中継が優先です。
オンタイムで放送されるそれらは、録画してまで観るものじゃないと思えますし、録画するとしたら 音楽番組くらいですかね・・・・?
とにかく選んで、余計なものは排除していないと、入ってくる情報量に押しつぶされそうです。
これだけ無制限に入ってくる情報だらけゆえに、自分で考えて行動が出来る人、少なく なってるのでしょうかね?。ゲームに夢中で受動的になってる子供たちのようです。
今の日本、ヒトが能動的でなくなったのは、情報量が多すぎる所為かしら?


2012.4.9 記


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