焙煎マニュアル


 手網によるコーヒー豆の焙煎、老齢化による体力面を考慮して、 簡易的な機械式の焙煎機を仕入れてもうちょっとで1年経過します。
試行錯誤を繰り返して、何回かの失敗をして、我が家の業務用ガスコンロを 使っての焙煎作業、やっとその要領加減が解ってきたので、今後のための メモとしてここでまとめておこうかと思います。






 我が家的にはコーヒー豆を水洗いしてから焙煎してますので、製品に 付属してきたエルボ付のロトでは、焙煎機に豆は入っていきません。
焙煎籠を本体から外して、垂直に立てて普通のロトで豆を入れていきます。
豆を入れたら回転を始めてバーナーに点火しますが、火力が周囲に散らないように 専用の自作ガイドを当初からコンロにセットしておきます。
バーナーに点火後は、バーナー内周、バーナー外周とも中火程度に火加減を 調整して、そのままタイマーをセットして3分焙煎を続けます。

 3分経過の段階で確認のために温度計で豆の温度を計測しますが、140度台、 豆にほんのり色が着き始めてればOKです、180度まで上がっていたら 進みすぎですので、早急に外側のバーナーを消して、内側のバーナーも 弱火にします。140度台になってる場合は、外側のバーナーを消して内側の バーナーを中火にて継続して焙煎を続けます。
140度に達していない場合は、ダブルバーナーでもう少し継続ですね。
時間的には長くてもあと1分くらいかと思います。

 この辺が一番気を使うところであり、頻繁に温度計測と豆の焼け具合を 確認しつつ、180度を超えたら内側のバーナーを弱火にしていきます。

以後はできるだけゆっくり1ハゼ、2ハゼと進むように見守るだけで ありますが、ここまでの火加減が強すぎて窯の中の温度が高いと、焙煎が急激に 進んで、以後の加減ができなくなる危険性が高いので要注意ですね。

 2ハゼが始まってすぐをシティ・ロースト、2ハゼが十分に浸透した 状態をフルシティ・ローストと位置付けて焙煎してますが、豆によって どこで止めるかは焙煎する人間の楽しみでもあります。

 以上は我が家における業務用ガスコンロを使っての焙煎要領ですので、 同じ焙煎機を使用されていてもガスコンロが異なると、時間や火加減は 大きく異なりますのでご承知おき下さい。


2016.2.8 記


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