消え去る老兵より
◆ 一を聞いて十を知る創造性を持ちましょう、とにかく理論的に推察してみる事
が大事です。
洞察力を鍛えましょう、現物を見て理論的に分析して考えてみましょう。
なぜそのような形になるのか、なぜそうなる必要があったのか、何をどのように
したらそうなるのか、理想上ではどうあるべきなのか、外的要因による影響は
どんなものなのか?、あらゆる角度から考えて想像してみるべきです。
百を聴いて2〜3しか理解しない人もたくさん居ますが、物を創る立場の人は
転んでもタダでは起きないような閃きが必要です。
ボ〜っと生きてるんじゃねえよ!
◆ 出来ないと言う前に、どうしたらできるか考えよう。
できないと否定してるだけでは何も生まれません、どうしたらそれが可能になるか、
できる方向に持って行くにはどうしたら良いかを考えましょう。
両極端の発想で考えてみる、時間経過でどうなっていくか考えてみる、微分で
考える、積分で考える、垂直思考、水平思考、次元を超えて考えてみる。
とにかく、柔軟な考え方が大事なのですよ、一つの方法だけに決めつけてしまっては
それ以外の発展性が見出せません、あらゆる角度から物事を見る姿勢で、
別の結果が想像できることも多いのです。ゴルゴ13は第三者の目で自身を
見るように自己を分析して行動するとありますが、そんな視点が必要ですね。
◆ 調整代、逃げ代を考えよう。
何事も完璧な剛体は無いので、どこかしらに調整代、逃げ代が無いと、振動や
繰り返しの動作で機械は壊れてしまいます。
機械の動きを理解して、動力の伝達や、格納姿勢から最大となる展開姿勢までの
間に、無理が生じないように創作しましょう。
水やごみは入り込むもの、ならば、入り辛く、出やすい工夫を考えましょう。
機械物の設計では、リミットスイッチの取り付けが適正に行える機械や、カバーが
上手く取り付けられる設計ができるようになれば、それは一人前です。
◆ 失敗から学ぼう。
失敗は誰にでもあるけど・・・・、なぜ失敗したのか、どうしたら良かったのか、
冷静に分析して対応策を考えておこう。
そしてそれが分かったら、シミュレーションして確認した上で、同じ失敗を
二度と繰り返さないように、要点を自分なりにマニュアル化しておこう。
これを学習能力とも言う、同じ失敗を何度も繰り返せばバカだ。
◆ 意見の本質を聞こう。
どのような伝え方をされても、自分は感情的にならずに冷静にあるべきです。
相手の言い方が良いとか悪いとかじゃなくて、相手が伝えたい主旨、本質を
正確に探るようにしましょう。
自分にとって理解できないところが出てきたり、必要な情報が足りないと
思えたら、相手からより多彩な表現を誘導できるように、どうしたらもっと聞き
出せるかを考えて尋ねてみよう。
また逆に意見を述べるようなときは、相手にわかりやすく伝わるように理路整然と
伝えらるように、常日頃からボキャブラリーを鍛えておこう。
説得力も大事です、何を言ってるか判らないと言われぬように!
2021.3.21 記
< Back
|to Home|
|to Second Impact|
Next >