カスタム・オーダー
オーダーと言っても、楽器や真空管アンプなどを、個人製作家やメーカーに特注で
発注した訳じゃございません。
自分用の靴のお話です。(°0°)ヾ(-_-;) オイオイ
1994年に大腿骨の複雑骨折をしてしまい整形外科手術を受けましたが、
その後遺症で左足が太腿側で約2cm短くなってしまいました。(>_<)
なので、歩くという事がちょっと辛いんです。普通に歩行すると骨盤が並行に
移動できないので、一歩ごとに頭が上下に揺れて、股関節や右足に負担が
掛かります。
健全な状態だった頃と比較すると、歩く事がそれまでの4倍疲れるようになり、
1km歩いた場合で4km分の疲れが出て来るような、そんな状態です。
以前から、脚長差を補正した靴を造ってもらって、普段の歩く事を楽にしようと
考えてはいたのですが、なかなか行動に移れず、足の長さが異なってからの
13年目の2007年の6月に、やっと靴屋さんを見つけて発注してみました。
待つこと4ヶ月、やっと出来上がった靴の履き心地は、当初想像していた
ものとはちょっと違ってました。
仮縫いが完了した時点で、店舗まで行って自分の足との寸法合わせ、『仮合わせ』を
行ってみたのですが、全体的にキツ目であちこち当って痛かったです。(~_~;)
とりあえず不具合状態をお伝えして、待つこと十数分にて、その場で補正して
いただきます。再度履いてみて、修正具合を確認、まだ不具合があったので
もういちど修正していただきました。それでも全体的にはキツ目に感じたのです
けど・・。
普段ゆるゆるの、バスケットシューズタイプの安全靴を履いているので、余計に
そう感じるのかもしれません。
でも、脚長差が補正された靴は歩きやすいです。(^o^)
一週間後に完成した靴を引き取りに行き、出来上がった靴を早速履いてみましたが、
やはり全体的にキツ目です。しかし・・・・、キツいようでキツくなく、あたるようであたらない
けど時々はあたる、だけど馴染んでくれば全部OKになっていくような、絶妙な履き心地です。
とりあえず足に慣れるように履いていましたが、微妙なところで靴擦れが出来ました。
オーダーシューズで靴擦れというのも変ですが、普段革靴など履いてないので足の方が
弱かったのでしょう。(T_T)
出勤前に履いた瞬間はキツくてキツくて・・・なのですが、車を運転して15分で
勤務先へ到着する頃にはピタっとフィットして、社屋に入るときには歩行が気持ち良いほど
です。(^^ゞ
また、脚長差の補正が良い感じで、これにヒントを得て安全靴の中にも、高さ補正の
インソールを¥100ショップで買ってきて入れてみました。元々ゆるゆるの靴なので、
靴底に少しくらい物を詰めても大丈夫です。
以後、晴れた日に限って、オーダーシューズを履いて通勤してますが良い感じです。
引取りに行った10月にもう一足発注しておいた物もできあがり、こちらも良い感じで
フィットしてくれます。
1足目は左右の靴のかかとの高さは同じですが、シークレット加工で調整してあり、
左側のかかとの部分が深く出来上がってます。

2足目はシークレット加工は行わず、かかとの高さだけで脚長差を補正してもらいました。
靴部分の深さは左右同じですね。

購入金額は靴2足で¥100000を越えてしまいましたが、ふだん何気なく感じる歩きやすい
という感覚、それが再び得られたのですから、価値は十分にあるのでしょうね。
2008.2.26 記
< Back
|to Home|
|to Second Impact|
Next >