33年経過
Guild D-50、1975年の6月1日に購入しました。
自分にとっての初めての、海外製品であり、オール単板であり、高額なギターです。
購入するにあたりアルバイトでお金を貯めていて、雑誌に載っていた当時の定価が
¥250000也、都内の楽器屋さんの販売価格相場が定価の20%オフと知ってましたので、
現金¥210000を握り締めて出かけましたが、なぜか定価が¥298000に値上がりしてて、
販売価格¥230000の提示が!(T△T) そんなぁ…
ブリッジストーン店も強気で、「これ以上値引きは出来ません、値引きを要望されるなら
他店へ行ってください!」と・・・・・Y(>_<、)Y
買い物にお付き合いいただいた友人から¥20000拝借して、その場を凌ぎました。
(-_^;) はぁ~
しばらく経ってから、Guildのギターについて、シリアルナンバーから製造年月日が
わかる資料を入手して調べたところ、製造は1974年の製品でした。
ということは・・・・便乗値上げでボラれてたんですね。(メ▼。▼)y-~~~おら~
昭和50年、$1=¥300の時代のお話でした。
購入後はライブステージに練習にと、どこへでも持ち歩きました。
もったいないから練習では使わない!・・・なんてことはありません。
持ち歩き過ぎて、ギターケースの取っ手が壊れてしまったほどです。(^^ゞ
14フレットからのネック起きが発生して、ボディ上のフレットを抜いて指板を削って
もらった修理から始まり、フレット浮きによるフレット交換、ブリッジの割れや
剥がれでの再接着、ボディトップ、センターシームの割れと、あれこれ治して
きました。
当初にグローバーゴールドに交換したペグも、経年変化による精度の劣化から
ゴトーに交換して、まるで純正に戻ったかのように見えます。精度は18:1の
ロトマチック式ですから、ウェバリーより操作感が良いように思えます。(^^ゞ
あらためて音質や鳴り方をチェックしてみると・・・・
やはりドカンという低音や豪快な鳴り方ではありません。
繊細で、サスティーンの長い伸びのある高音、やや固めの音質ですが、さすがに
33年も経過してると、音が枯れてるというか乾いてますね。湿った感じは
まったくありません。
市販されてる音源では、ポール・サイモンの『Piece Like River (邦題:
平和の流れる街)』のギターの音が近いように感じられます。
長い間の使用で、それなりの傷もいっぱいです、サウンドホールの周りの塗装が
ピックウェアーで一部剥がれてるのも、自分で使って着けた傷だけに、
なぜか嬉しいような・・・・。"r(^^;) ポリポリ
なんか・・・自分のギターの歴史みたいな・・・・女房より古い、そんな楽器になってます。
2008.5.9 記
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