PAって・・・・


 パブリック・アドレスの略でありますが、音楽用としてはSRで、 サウンド・レインフォースの方が適正ですかねぇ。
先日、酒の席で「PAやってやるよ〜」と安請け合いした某ビヤガーデン でのLIVEのPA係り、宴席で一緒だった方達だけの出演かと思って準備 してたら、とんでもない!

 日程として19日(月)開催という事で、講師のお仕事の都合で休むことが 出来ない日ゆえに、親友に機材のセッティングだけお願いして夕方から 駆けつける段取で、前日に、小型の12chデジタルミキサー、ドラムスの 収録用にマイク3本、PAスピーカー、キャノンケーブル各種等を20数本 渡して、バンドの構成を打ち合わせして接続をお願いしておいたのですが・・・
バンドメンバーの各位がボーカルマイクとマイクスタンドを持参して来る というので、そちらはお任せで考えておりましたが、当日になって行ってみたら、 なんと5グループ、時間にして3時間弱のステージでした。
しかも、外部からの音源も使うし、サポートでエレキギターやパーカッション も入ってるって!!!
そういう構成なら最初から言ってよ〜。
ビルの屋上のビヤガーデンという事で、可能な限り運搬が楽なように、荷物を 減らして臨んだのですが、12chでは足りませぬ!
しかも皆様、勝手に自分のマイクをつないでいったって、セットアップした 友人から聴きました。
やむなく、生音で通るドラムスやエレキギターなどの楽器にはマイクをセットせず、 マイク6本、外部音源1ch、ベース1ch、キーボード2chの、 トータル10チャンネルで対応しましたが、PA操作もパニック状態でした。
最初から分かっていれば、もう一台小型のミキサーを用意したんですけどね。
安請け合いした自分が悪いわけでありますが、マイクを機材につなげれば 音が出せるって感覚では、PA係りは舐められたものであります。

 ステージに慣れてない出演者さん、マイクを持ち出してPAスピーカーの 前でスピーチを始めるものだから、ハウリングも起きるし・・・・
雨天の恐れがあるとの事で、会場が屋外から室内へと変更になり、雨に 降られる心配はありませんが、ぶっつけ本番のPA係りって、とっても大変!
PAって、機材にマイクをつなげれば終わりではなく、1曲づつ音のバランスの 対応を変化させて調整しなきゃならんのですよ〜。
ギター1本だけでステージを行ってる方でも、専属のPAエンジニアが付いて いたりします。1曲ごとに、場合によっては曲の途中でも調整を変えて、 最高のパフォーマンスが伝わるように調整されるのですよね。
自分が演奏者となると、PA機材を調整する人が居ないので、その録音を 聞けば思ったように出来てないのが鮮明にわかります、なので自宅での練習でも、 わざわざ親友に来てもらってる次第でもるのです。
表に出る人が一人いれば、裏方が大勢居るパターンも多く、表に出る方が パフォーマンスに専念できるためにも、裏方はその専門技術を揮うので あります、PAという作業も専門技術なので舐めたらあかんぜよ!。


2019.8.21 記


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