3ピースバック


 今は1本も持ってませんが、以前は3本ありました。
モーリスW−50、アリアドレッドノートD−100,Martin D−35、結局1本も残って いないということは縁がなかったということなのでしょう。70年代はけっこう流行して いたんですよね、3ピースバックって!
元来はブラジリアン・ローズウッドの原木での供給が困難になる事から、Martin社が 開発した苦肉の策とでもいえるのでしょうけど、そのD−35が当時結構売れたものだから、 大アコギブームだった70年代に、日本の各メーカーがこぞって真似したんでしょうね。
意味も無く3ピースバックのギターが多かったように思います。(^_^;)
作る手間を考えたら、材料さえあれば絶対に2ピースバックのほうが楽ですし、3ピース にする事で、大きな音質の変化があるかと考えてみれば甚だ疑問です。
バックを3ピースにして音が変わる要素より、トップのブレイシング形状でも変えた方が よほど変化するでしょう!実際にD−35のブレイシング形状はD−28のそれとは 異なります。おそらく、あの音の柔らかさもそこから来てるんでしょうねぇ。(- .-)ヾ ポリポリ

 日本のメーカーの3ピースは、ただの飾りかデザインでしょうか?ましてや合板を用いたのでは 音質どうこうの言うレベルではないですからね。
22年間使っていたマイ・ファースト・マーチンの、ご本家のD−35でさえ、結局手放してしまいました。(^_^;)

2004.5.18 記


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