騙されてる・・・・(-_-;)


 もし楽器屋さんで試奏することがあって、気になる機種を手にとってジャラ〜ンと 弾いて、自分にとって気に入った音がでたら、その品物は当たりです!
即、買って帰りましょう!!!(゜O゚)☆\(^^;)
手に取った瞬間にはイマイチ鳴らないな〜と感じた場合、さらに30分は試奏を続けて みましょう、そこで変化があって、気に入った音が出るようなら潜在能力が在るということで、 持ち帰るかどうか、多いに悩みましょう! (^・^;)
さらに弾き続けていても音の変化が無く、良くないな〜と思った時に、店員さんが「弾き込めば 鳴りますよ」と言ったらその店員さんは嘘吐きです。ヾ(-_-;)コラコラ
さらに、「○年後に鳴るように作られてるんですよ!」なんて言ったら、大嘘吐きです。

○年後には鳴るように楽器は作れません。!(~_~;)

 そもそもギターと言う物は、木という材料を使う限り同じ物は2本と作れない ので、似た傾向の音は作れますが、まったく同じ音になろうはずがありません。
ビルダー(メーカー)が作れるのは、その傾向までで、確定した音ではないのです。
当然1本1本で音にはバラツキがあり、最終的には機種ではなく「固体」で選択 することになると思います。
「確定」した音さえ作れない楽器が、○年後に鳴るように作れると思いますか?

 さらに、「似た傾向」ですが、その機種のデザイン(設計)の元、マーチンでいえば スタイルと呼ばれ、使用材料や外観的な要素が決められてきます。
例えば、スタイル28ならサイド&バックはローズウッドで、トップはスプルースetcと なるわけですが、ここにまたボディサイズや特殊仕様が入って、スタイル28といっても まったく異なる音の出る楽器が誕生していくのです。
つまり作り手は、基本的に作り方だけで機種分けをしており、出来上がったもの の音で区別をしているのではありません。
同じ28という型番であっても、00−28とHD−28ではまったくの別物です。ボディ サイズによって、音が大きいか小さいかだけではないですよね!
「傾向」として、似たような音色の範囲内に収まってる!ということでしょうか。(^^ゞ ポリポリ

 ギターは木材で作られており、時間経過の中で木材は、温度や湿度変化により 膨張や伸縮をします。自分の作ったギターが数十年後に、こうなるであろうとわかる 製作者はいません。予測はできても確定ではないし、それを確認できるまで 長いこと現役で活躍することも困難でしょう。

 今、鳴らないギターや、その潜在能力を見せてくれないギターは、今後も期待できません。

2004.5.26 記


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