Style18


The first mention of style 18 appears in the Martin sales records of 1856. Over the years the style has been very popular. It has been made in most sizes, and in tenor guitars as well as six string models.

 価値観の変遷のところでも触れましたが、Martinのスタイル18って、本当に シンプルな作りですよね。
ネック、ヘッドにバインディングはなく、ボディにも目立たない黒またはべっ甲模様の バインディング、ポジションマークもドットだけで最低限しか付いてない!
サイド&バックはマホガニーなので、めだつ木目もないし、見方によってはラワン材にも 見えてしまいます。ブリッジピンまで黒が標準で、白いピンを刺し込んでも似合いま せん。
ヘッドの裏にもスタイル28のようなボリュートはなくてサッパリしてます。
ブリッジや指板も、プリ・ウォー・ヴィンテージものやGE等はエボニーですが、ローズ ウッドが標準となってます。
指板の材料による音の違いについては、一般的には語られてますが、同じ ボディで差し替えて弾いたことがありませんので、よくわかりません。(^^ゞ

 ほとんど同じ材質で作られてる、Gibson J−45は、サンバーストということもあって、 ボディ回りの白いバインディングがアクセントとして非常に目立ちますが、シェイデド・ トップのスタイル18ではまったく目立ちません。(~_~;)
まさに、シンプルを絵に描いたような機種ですよね。
それでいて、その音はオールマイティにどのジャンルの音楽でも使われてます。
エルビス・プレスリーも皮製のカバーを付けて使ってましたし、ブルーグラスから カントリーブルースまで、ありとあらゆる所で見かけます。ドック・ワトソン氏やステファン・ グロスマン氏が、Martinなら18だよと、言ったとか言わないとか・・・(^^ゞ
ヴィンテージものの音などを聞くと、たまらないものがありますからね!
カラっとしてて気持ちいいです。身内のギター仲間の間では、マンゾー菌なる ものが大流行して、あっちでもこっちでも皆さんマホガニーのギターを購入されて・・・ (~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ
前様も18系のマホガニーの音が気に入ってるようです。機会があるに連れて、 D−45GEより、D−18Sの12弦とも言えるD12−20の音の方が好きだと 話してます。f^_^;

 唯一の欠点は、それが長所または好かれる理由でもあるのですが、見かけが 安っぽいというところでしょうか。(°0°)\(--; オイオイ
新品でも¥18000で家庭内申告が通るようなルックスですが、ヴィンテージものに なると見た目の汚さも手伝って、「どこで拾ってきたの?」と言われそうです。
そこで素直に購入金額をゲロすると、奥様は卒倒するか、怒りに打ち震えるかも しれません、あるいは、どこかで騙されてきたんじゃないかと不安になるかも?
とりあえず、正確な購入金額を知らせない方が良い機種のようです。
ただし、ウラァ ( -_-)=○()゜O゜) になる危険性もありますので、バレた 場合の保証はいたしかねます。m(_ _)m

 今までは、マホガニーという素材が他の素材と比較して安価で入手できたため、 完成品に付加価値を設けるための装飾等を付けることなく、シンプルに仕上げ られてきたのでしょうか?
今後、ハカランダと同様に素材の入手が困難、あるいは材料の高騰が生じる ような場合、ギラギラの装飾が入るようになるかもしれませんね。
その場合、スタイルは48?ヾ(- -;)コラコラ


2004.6.18 記


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