ルーツは


 押尾コータローさんのライブDVDでメンバー紹介のコーナーがあり、自分の ルーツはフォークソングですと語って、アリスのチャンピオンを歌い出すシーンが ありますが、ギターを始めたきっかけは、皆それぞれなんですよね。

 自分で音楽というものを聞くようになったのは、小学校高学年からで、我が家で 最初に聞いたシングル盤は森山良子さんの「禁じられた恋」でした。今でも 在ります。f^^*) ポリポリ
2枚目がトワ・エ・モアの「ある日突然」、両方とも兄が購入したものです。(^^ゞ
中学生の頃はグループサウンズ全盛で、近所のビアガーデンからも、よく 生バンドがコピー曲を演奏してるのが聞けました。
また、海外ではビートルズ全盛の時代であり、AMラジオでは海外のポップスを 流すことが圧倒的に多かったと思います。
中学生になって初めて自分で買ったシングルはメリー・ホプキンスの「ケセラセラ」。 この頃シングル盤1枚¥400の物価は、中学生の小遣い収入に対してべらぼうに 高いもので、ラジオを聞いて本当に気に入ったものだけを買うのが 常でした、まだカセットも普及してない時代です。(-_-;)ヾ(- -;)
まあ、貧乏な時代の話は置いておいて・・・・(°0°)\(--; オイオイ、感受性の高い思春期 だったこともあって、ラジオから聞こえた曲に感動を覚えることもしばしばです。

 安物のトランジスタ・ラジオ(死語です)から聞けた、「コンドルは飛んで行く」には 背筋がゾワッっとしました。(○o○) ドキッ
1970年、終焉を迎えたビートルズは 「レット・イット・ビー」のシングル盤をリアルタイムで購入しただけで、追求はしません でしたが、サイモンとガーファンクルは、当時NHKで放映されたことも手伝ってか、 ベストヒットのLPを購入して非常に気に入ってしまい、さかのぼって全LPを購入 しちゃいました。(;´・`)> ふぅ(^。^)
ビートルズと比べると発売枚数が少なかったので、集めやすいというのもあったの でしょう。ベストヒットにソロまで含めて全部で7枚でしたからね。
それでも当時の1枚当たり¥2100は高くて・・・・(;>_<;) 全部揃うまで1年くらい かかってしまいました・・・・f^_^;

 メロディが綺麗だとか、ハーモニーが凄いとかも当然なんでしょうけど、聞いていて 胸に込み上げて来るものが多くて、日々中毒のように聞いておりました。 まさにハマっちゃった状態といえます。
ちょうどそのころ日本はフォークブームに入り、ギターをかき鳴らして反戦歌を歌うのが 世間で流行ってました。
S&Gの「音楽」を聞いてきた自分にとって、音楽的にちっとも美しく感じない 反戦歌は好きになれません、字余りの暗い歌詞を押し付けるのは大嫌いです!(~_~;)。

 また当時は、吉田たくろう氏が「結婚しようよ」や「旅の宿」でブレイク中でしたが、 ジャンルがフォークというだけで毛嫌いしてました。(°0°)\(--; マッタク!
高校1年生も終わる頃、上の方に書いてある「アコギもどき」を手に入れ、ヤクザな 道へ足を踏み入れた時期でもありますが、どうせ弾くならS&Gをと遠い 夢を見ていたのです。

 そんな・・・、「ANJI」と「禁じられた遊び」で、演奏するのにどちらが難しいか、まだわからない 頃のお話ですが、後ほどバンドを組むことになる友人が、吉田たくろう氏の「元気です」を 購入し聞かせてくれました。なんでも石川鷹彦さんという方がバックで頑張っているとか・・・ f^_^; イヤァ〜、このアルバムを聞いてギターの音に感動を覚えました。

 もちろん自分の「アコギもどき」では同じ音は出るはずもありませんが、ヤクザな道への 登竜門としてはギターを習うには最適です!ヾ(- -;)コラコラ
かろうじてコードストロークしかできなかった自分も、「旅の宿」のアルペジオを覚えたり・・・ 今とちっとも変わってませんが(f^^) オハズカシイ・・・わずかながら進歩したのかも しれません。
その後は、S&Gグレーテストヒットの楽譜を入手して、夢にまでS&Gの名曲が 何曲かできるようになりました。(^○^)

 しかし、しかし、この楽譜本が魔界への入口でもあったのです。
第15話の「ジョン・レンバーン」のところで書きましたが、S&Gからジョン・レンバーン、 バート・ヤンシュ、ペンタングルと、どっぷりと深みにハマっていったのでした。(^^ゞ

 ということで、私のルーツのキーワードはS&Gになるのですが、学生時代は かぐや姫も演奏してましたし、叙情派といわれるフォークソングというか、 ニューミュージックは結構好きでしたね。きっと難しくないので自分でも弾けた からだと思います。(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ

 ちょっと前までは、自分の中にバート&ジョンの影響が強くて、和製ミュージシャンの インストものは聴く気が起らなかったのですが、最近は、日本にも素晴らしいインスト プレーヤーが増えてきたなと思います。
前記の押尾コータローさんのテクニックやパフォーマンスは観てるものを引き付ける魅力が 在りますし、岸部眞明さんのメロディアスな旋律などは美しく官能的ですよね。
彼らをルーツですと言う若手が出てくれば、日本のアコギ界も凄いことになって いくのでしょう。これからの世代に多いに期待ですね!(^○^)

ルーツのお話というより、昔話になってしまった・・・・(^〜^;)ゞ イヤァ〜

2004.7.29 記


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