トップは何ピース?
ギターにおいて最も重要なのは表面板ですが、手持ちの機種のトップをよ~く眺めると
いろんな発見が有ります。
昔読んだ本では、「ブックマッチのセンター部分(表面板の中心)の木目が詰まっていて、
外側に行くに従いその間隔が広くなってるのが良い」とか書いてありましたが、
実際にはそうでもないものばかりです。(^^ゞ
以前に所有してたD-35はまったく逆で、外側の木目が詰まっていて、センター
に近づくに連れ間隔が開いてました。Martinではこの傾向も多いように思われ
ますね。
木目の荒い(間隔が広い)、細かい(間隔が狭い)についても、いろいろと
御意見があるようです。木目が荒いと低域に迫力があるとか、細かいと
繊細な音になるとか・・・・・?、同じ機種で木目の荒さが大きく異なる機種を
2本比較したことがないので、実際の所はわかりません(- .-)ヾ ポリポリ
余談ですが、木材を原材料から購入する場合は、どういう基準で選ぶのでしょう?
Martin社など、 板になってから買うわけじゃないですよね。
原木とまでは行かないまでも、ある程度の塊で購入ですよね?
製作者の意図を知らずに語っても想像の世界でしかなく的は得ないでしょうけど、
優秀なクラフトマン、もしくは材料選定者は、その原材料から感じ取れる何か・・・・
オーラのようなものか?・・・・で選んでるんじゃないかと勝手に考えちゃいます。
(゜ ゜;;)\(- -;) ホント?
そして、板として削り出したときに、コンコンと叩いてその響きを確かめる!
いかがなもんでしょう?>クラフトマンさま。(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ
あるいは、板にした時に始めて材としての善し悪しが分って、使えるところだけを選んで、
良い材は高級品に、それなりの材はそれなりの品に使う?
(@@;;;) はて?、その真偽は???(^・^;) ??
閑話休題!
で、自分の楽器のトップを見つめてみると、例えばTRは非常に木目が細かくて
(老眼では)その数が数えられられないほど!(~_~;) 細かいまま外側まで続いて
行くのですが、やがてもうひとつの継ぎ目が!
そう、トップが4ピースなんですよね!
最近になって、良い材料が確保できなくなったので4ピースとなったと思いきや、65年の
Martinも64年のGibsonも4ピースでした!f^_^; イヤァ~
トップが絶対に2ピースのブックマッチでないと嫌!、という方もいらしゃいますけど、
元々真ん中で張り合わせてるものですし、竹ギターなんぞ素材の大きさを考えたら
何ピースつかってるかわかりませんし、それなりに音は出るので、張りあわせの数は
そんなに影響はなさそうですね。
材料の入手困難から使われてなかったアディロンダック・スプルース、いつまで
供給されるかわかりませんが、MartinのGEシリーズなどでまた使われるように
なりました。しかし、さすがに太い木が少ないのか、45GEは2ピースに見て取れますが、
18GEでは4ピースはあきらかです。(^^ゞ
さらに目を凝らしてじ~っとみると、ブリッジの外側、10~15mmくらいの位置に
張り合わせ面があるような、ないような・・・・o(°°)o ホヨ?
もしかしたら6ピースになってる機種もけっこう多いのかもしれません。
目の良い方、トップをじ~っと見つめてみましょう、ブリッジから外側へ10~15mmの
ところですよ~!(「 ’’)) ドレドレ ( - ゛-) ジッー
まあ自分的には、音が良ければ、6枚でも8枚でもOKなんですけどね。(^○^)
2004.8.2 記
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