アコギインストの音
最近入手したジョン・レンボーン氏の初期の作品をリマスターしたUK盤のCD、
すごく音が良いです、やはりアコギの音はマイク録音に限りますね!(^○^)
近年、優秀なピックアップが開発され、アコギインストプレーヤーはネコも杓子も
皆さんライブで使っておられますが、約30年アコギインストを聴き続けてきた人間として
ひとこと言いたいです。
「その演奏は、聴かせるだけの魅力のある音を出してますか?」・・・と!
ただ単に音をピックアップで増幅して拡大してやれば良いと言うものではありません。
指の動きだけ見せて満足するのはギターオタクだけです。
アコギインストも「音楽」なのです、トータルの「音」の中に聴くに耐えないものが
含まれていては、せっかくの「音楽」を台無しにしてしまいます。
そもそも、何のためにアコギを使っているのか・・・・。?
ピックアップの音に不要にイフェクトを掛けて生音から遠いものにするなら、
アコースティックギターはいらんでしょう!
ピックアップはあくまでもサポートですよね、生に近い音を拡声するために
使われてるんですよね。(;´o`)
ウインダムヒルのヘッジスのライブ、それはみごとだと思えます。
聞こえる音そのものはD−28の生音とはかけ離れてますが、音楽として絶妙にバランスを
保っていて、一つの完成された電気的な音色として、あの大会場でも充分に観客に届きながら、
「音」が「演奏」が聴く者に感動を与えてくれます。(_△_;)
モウダメ・・・
曲が終わって、思わず映像に拍手する自分がありますね。
流石はウインダムヒル・レコードのエンジニア!と感心するばかりです。
冒頭でも触れましたが、60年代のマイク録音、今聴いてもとても良いものです。
比べると、最近のアコギインストもののCDは、マイクからの録音は一切無しで、
スタジオ録音の時にも全面的にピックアップだけが使われているのでしょうか?
音を聞く限りでは、生音のふわっとした響きが感じられないものが多いです。(^^ゞ
聴いていて音に魅力がないんですよね。せっかく良いメロディラインとかあっても、
音楽として聴いて感動しないんです。
BGMで聴くなら良いですが、物によっては、音楽を楽しもうとスピーカーに面と向かって
長時間聴くと、嫌気が指してくるものもあります。(-_-;)
何故にウインダムヒルのそれと、こうまで違うんでしょ?
近年発売されたCDより、60年代に録音されたものの方が、はるかに音が良く聞こえる
というのも・・・・・30年の時間経過に進歩はない?・・・・困ったものです。
2004.8.24 記
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