雪と猫目とヘキサゴン


 その昔、東海楽器がヘッドに「ハミングバード」という機種ロゴが入った、マーチン コピーのギターを出していました。
10代の頃、楽器のことを詳しく知らなかったので、CMを観てあこがれも持ちましたが、 今思えば、ちょっと聞いただけでは実にややこしい機種だと思えます。(@@;;;) ?

 ハミングバードといえば、当時Gibsonを代表する機種でもあり、ハチ鳥の絵の入った 大きなピックガードが印象的で、グレープの吉田氏やかぐや姫の正やん、古井戸、 海外ではジャクソン・ブラウン氏などが愛用してました。
日本製でのコピーモデルも多かったと思います。御本家は ナチュラルもありましたが、ほとんどはサンバースト仕上げでしたよね。
それと同じ名前で、マーチンコピー、しかも指板のインレイがヴィンテージD−45と 同じキャッツアイ&スノーフレイクス、製造が日本の海楽器!(- .-)ヾ ポリポリ
後日のキャッツアイシリーズへと続いたのですが、おかげさまでスノーフレイクスについて 知ることができました。(^^;;) エヘヘ・・

 当時、しばらくぶりに再販が開始されたMartinのD−45は、ヘキサゴンと呼ばれる 大きな六角形のアバロン貝が、1,3,5,7,9,12,15,17フレットの指板に ギラリと入る豪快な作りでした。
これに対して、戦前に作られた91本のD−45では、ヘキサゴンのものもありますが、 スノーフレイクスと呼ばれる雪の結晶模様、四角いダイヤモンドフレークス、猫の目と 呼ばれるキャッツアイ形状のインレイが施されたものが有り、東海のハミングバードは それを再現したものだということでした。
エリック・クラプトン氏が「アン・プラグド」の中で使用していた000−42もスノー フレイクスが入ってます。Martinの資料本を見ると、サイズに関係なく40番台の 機種で戦前の古いものは、結構キャッツアイ&スノーフレイクスが使われてるようですね。

 音に関係なくただのデザインとしてですが、自分的にはギラギラのヘキサゴンより、 キャッツアイ&スノーフレイクスの細やかなインレイのほうが好みです。f^_^; イヤァ〜
どうもヘキサゴンだと刺激が強過ぎてしまって・・・・。
まあこの辺は嗜好が別れるところでしょうけど、どちらがお好みでしょうか?


 キャッツアイの御大から御指摘を受けて気が付いたのですが、東海ハミングバードに キャッツアイのインレイはありません!(゜O゚)☆\(^^;)
古い記憶の中でごちゃになったものをそのまま記載してしまったようです。f^_^;
クモの巣が張った記憶の扉を開けてみると、「こいつはいい、だけどアコースティックじゃない」 と言うコピーがハーレーやタイプライターの写真と一緒に思い浮かびました。
スノーフレイクスのポジションマークが売りだったような気がするのですが、実際は ダイヤモンドフレイクスじゃなかったかと・・・・・(-"-;) ??
これらの用語について文章だけではわかりづらいので、御参考までに写真を!


1フレットにあるのがスノーフレイクス
3、7フレットにあるのが、ダイヤモンドフレイクス
12,15、17フレットにあるものをキャッツアイ
と呼んでます。
5、9、12フレットの真ん中にあるものは何と呼ぶのでしょう?
これもスノーフレイクス?・・・・どなたか正確なところをご存知ないでしょうか?(- .-)ヾ ポリポリ


・・・・と、尋ねる形で終わりにしていたら、 よしださんRainy Blue Geneのがんさんから 貴重なご意見をいただきました。m(_ _)m

資料によって
・ダイヤモンドスクェア
・マーティン・ギター・ブック2にはダイヤモンド・インレイ
・マーチンギターブックのP59にスロテッド・ダイヤモンド
・MartinBookの P-29には snowflake-shaped

と迷うなことばかり書いてありますが、シンコーのアコギブック14巻に D−45GEの記事があり、そこに

・6ポイント・スノーフレイクス
・スロッテッド・スクエアー
・スロッテッド・ダイヤモンド

とありましたので、これで良しとしましょうか?(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ
よって
1フレットにあるのが6ポイント・スノーフレイクス
3、7フレットにあるのが、スロッテッド・スクエアー
12,15、17フレットにあるものをキャッツアイ
9,12のフレットの真ん中にあるものはスロッテッド・ダイヤモンド
になるのでしょう!(^〜^;)ゞ イヤァ〜

しかし、まだ、5フレットの真中にあるものは・・・・・?<(; ^ ー^) ワカラン
トータルではsnowflake-shapedになるんでしょうかねぇ。


しかし・・・・本当にいい加減なコラムだなぁ〜f^_^; ヾ(- -;)コラコラ

2004.9.1  記

2004.9 2 追記

2004.9.15 追記


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