カミ様のひとこと


 一応保有しているAPXトラベラー、このギターの音を出そうものなら、速攻で

   「ボツ!」

が飛んで来ます。
さらに、「気持ち悪くならから、音を出さないで!」と続いて!o-_-)=○)゜O゜)
たしかに、その音は弦鳴りだけで深みはまったく無く、濁った音色しか 出てこないので、的は獲てると言えますが・・・・。


 LIVE space EMを使わせて欲しいと見学に来られた方もいたそうな・・・。
たいていの方は壁に掛かってるギターを見て、そのメーカーとか機種を知って いれば目を丸くする場合が多いのですが、顔色一つ変えなかったと・・・。
そこで、「楽器はどこのを使われてるのですか?」と尋ねたところ、「自分の曲は多くの方が 認めていて素晴らしく、楽器なんかこだわってないので、どんなものでも 良いんですよ」と答えられたそうです。
即刻、お帰り願ったと・・・・・。(~_~;)


 何年か前、80年代から新品で使ってるD−28を2本もって遊びに来られた 方がいました。その音を聞いて、親しくなってきたこともあり本音でポロリと 「売っちゃえば〜」と言ってしまって・・・・。(^^ゞ
「下取りに出して別のを買ったほうが良いんじない?」って・・・・・。 言われたご本人、その場は何ともなさそうでしたが、後日、その言葉に 怒りを覚えてたことを知らされました。
自分のお気に入りをけなされたと・・・・、しかし・・・とどのつまり、2本とも売り払って しまわれたそうです。(-_-;)


 No22でご紹介しましたオークションの達人様がボロボロの00−18を持って 来られた時、その音色には甚く感激しておりました。
ある時は某プロに生音で目の前で弾いてもらったり・・・・(^^ゞ
それ以来、「古いマホが好き」と主張しております。
家にあるものの中でも、「45GEより65年のマホのD12−20の音が好き!」と。


 今までに何度「ボツ!」を聞いたでしょう?
借りてきたものをボロンと弾いただけで・・・・・

   「ボツ!」

 所有者にいくら思い入れがあろうがなかろうが、楽器は結局「音」です。
思い入れは本人だけにしかわからないものですし・・・、 第三者にとって満足できる音が聞こえてこなかったら、ただのガラクタでしかありません。
ガラクタでは、癒されるような「音楽」は作れません。
ガラクタを沢山持ち続ける事は、賽の河原で石を積み上げるようなもの。 また同じ事の堂堂巡りが繰り返されるだけになります。
同じ事の繰り返しを絶ち、次に発展したいなら、思い切った見切りというのも 必要なんでしょうねぇ。

もしかしたらザルを用意して待ってる人がいるかも?(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ


2005.1. 5 記


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