音色の文章表現
音色を言葉で表すのは難しいです。(-_-)ゞ゛
よく使われる表現として「大きい」「小さい」「柔らかい」「固い」「細い」「太い」などが
あげられるでしょうか?
その他に「ハーモニックス(倍音)」「サスティーン」などもあります。
「バランス」が良いとか悪いとかも言いますよね。
この他にも「甘い音」とか、「カッチリした音」とか、人によって表現はまちまちです。
測定器で測った結果ではなく、人間の感性を言葉という表現に置き換えるわけですから、
すべての人に共通な絶対的基準があるわけでもなく、明確でなくて当然かもしれま
せん。(。_゜) ?
その昔、「倍音とはどういうものでしょうか?」という問いかけに、いかなる波形も
サイン波の合成で表せる「フーリエ級数展開」という、訳の判らないような数学の理論で、
説明させていただいたこともございました。「フーリエ級数の2項目以降が多いのが倍音の
多い音」という、数学に詳しくない方には、とてつもなくにわかり辛いお話しでしたが・・・、
ご本人さまにとっては一番納得のいく説明だった!・・・という経緯もあります。(^◇^;)> イヤァ〜
「サスティーン」につきましては「音の伸び」というニュアンスなので比較的に
わかりやすいかとは思いますが、音は小さいけど、弦を弾いた瞬間からその音量を
ゆるやかに維持していく場合と、弾いた瞬間の音はでかいが、一気に減衰して
小さくなったまま伸び続ける音では、イメージがまったく異なります。
自分の所有する機種ではGuildは前者、Martinは後者にあたりますが、Guildの
方がサスティーンが長く感じられます。
以下、例として、自分なりにMartin全般をこれらの言葉で表した場合ですが・・・・
音としては、他のメーカーより柔らかく、D−28系よりD−35系の方がより柔らかい音と
感じられる。
全般的に倍音が多いのが特長で、低域に特にその成分が多いように受け止められる。
サスティーンは減衰が急な分だけ長く感じられないが、必要にして十分に存在する。
アディロンダックのトップを使った最近のGEシリーズなどは、同社製品の中では比較的に
太い音だが、他社と比べると、総じて非常にか細く感じられる場合が多い。高域の音色に
ついても繊細と思えるほど透明で透き通っており、「鈴鳴り」の語源はそこにあるように
思える。
このような表現にでもなるのでしょうか?
一般的なニュアンスと一致していれば良いのですが・・・ o(;-_-メ;)oウーン
2005.2.10 記
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