大きい音を出す 


 同じギターで同じ曲を弾いても、人によってその音の大きさが全然違います。
総じて、大きい音を出せる人は上手い!
「風走る」という題名の曲がありますが、大きい音が出せないと風が走りません。 「風の青息吐息」になってしまいます。(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ
これはフィンガーピッキングだけの話ではなく、コードストロークであっても同じです。
その昔、某フォーク村の村長さんは、ギターはオベーションでしたが、シャリシャリとピックが 斜めに当たってるようなコードストロークに聞こえないような音を出してました。(~_~;)
小さい音しか出せないので、音の強弱というものがまったく付けられず、 感情表現も迫力も全然感じられないのです。

 SR(PA)をやってみるとわかるのですが、歌の上手い人は声の出し方もしっかり しており、素人さんとは声量が違います。ミキサーの入力レベルを一定にしておいて 入力の針の振れ具合を見ると、素人が歌うと少ししか振れませんが、プロ級の 方・・・・たとえばkadoさん ・・・・が唄うと振り切れます。(゜o゜;;!
ギターもまったく同じで、上手い人・・・・たとえば N氏 ・・・・が弾くとミキサーのメーターがマイク録音でもちゃんと振り切れます!(〇o〇;))))!!

 言い方を替えれば、音が立つとでもいうのでしょうか?一音一音がしっかりと明確に 伝わってきます。自分もそうですが、素人さんの多くは、大事に、大事にと、指使いやミス しないように弾こうとして、音の強弱による表現が不足します。
しかしながら、ノーミスで弾いても強弱の出来てない表現は何も感動を伝えません。
上手な方はその辺のツボをしっかり心得てて、のっぺりとした演奏は絶対に しないのです。

 ミスの無い演奏も大事ですが、それだけだったら機械が演奏した方が確かです。
人間が演奏する以上、表現力の方を優先にしたいですね。
まずは大きな音を出してみる、これが出来ないことには何も表現できません。
まあ、普段、ご家庭や住宅事情で騒音規制があって、大きな音を出せないというのも あるのでしょうけど、機会があったら是非フルボリュームでの演奏を試されると良いでしょう。
自分の所有する楽器の特長もわかりますし、どこまで答えてくれるようなギターであるかも わかります。(^^ゞ
そして自分の楽器に不満を感じたら・・・・、放火されて下さい。(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ


2005.3.7 記


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