ピックウェア


 ウェアと言っても着るものではなく傷のこと、要は「弾き傷」のことですけど・・・。
そのむかし、谷村新司氏がアリス時代に愛用してたDOVEは、ピックウェアで トップに穴が空いたとか・・・・(^−^;)
自分の弾き方ではピックで弾いても、サムピックやフィンガーピックを着けて弾いても、 ほとんどピックウェアはつかないようです。(^^ゞ
購入後30年の一番古いGuild D−50を見ても、1弦付近、ブリッジ寄りのサウンド ホールに、少し塗装が剥げた部分があるだけで、いかにもピックングで傷ついたという 痕跡は見当たりません。
かと言って、やさしく弾いてるのかといえば、ご存知の方も多いでしょうけど、 けっこう激しく、遠慮なく音を出すほうです。f^_^; イヤァ〜

 手持ちの機種の中で一番ピックウェアがあるのはGibsonのCWです。
サウンドホールとブリッジの間で、6弦と1弦の外側に、塗装が剥がれ、トップが 削れるほどのピックウェアがあります。もちろん、サウンドホールの周辺や、 ボディ上の指板の左右も傷だらけですが、トップ材に深く達する傷には至ってません。
はたしてどのように弾くと、こんな傷ができるのか?(・・?)
サムピック、フィンガーピックを付けて、6弦と1弦を掴むような弾き方をした感じです。
ピックで弾いたのでは、つかない、つけられないような傷痕です。
このCWはUSAから直に個人輸入したものですが、 日本国内と比べて、海外の方のほうがピックウェアをつけてるような気がします。
D−45といえどボロボロになるまでピック傷だらけのものも有りますし、ノーマン ・ブレイク氏の愛用したというD−28などは、トップの塗装がほとんどが残ってません・・・。(~_~;)
海外では高級ギターと言えど、ブーツではなく下駄感覚で弾くのでしょうかねぇ?

 まあ、自分で弾いたのではピックウェアはつかないのですが、新品で購入した 手持ちのギター、けっこうピックウェアが確認できます。D−45GEも遠慮なく弾いて いただいてますので、サウンドホール6弦側でピックの当たった跡が目立ってますし、 他の機種達もピックガードにはそれなりの傷が勲章のように残ってます。
なかなか、塗装が剥がれるまでの道のりは遠そうですが・・・(^^ゞ

 ピックウェアの中で、一際目立つ傷のパターンがあります。
ピックガードに、弦と垂直の深い縦傷が何本も・・・・、通称、ヤ寿司ウェアですね!(゜O゜)☆\(^^;)
マイケル・ヘッジス氏や押尾コータローさんの愛器が傷だらけであったように、フィンガー ピッキングでありながらタッピングを多用しますと、フラットピックングとは違った傷が つくようです。彼らのギター、指板の両側もボロボロになってますね。
自分の愛用のギター、ピックウェアでボロボロになるほど・・・、磨り減ってフレット交換を するほど、弾いてあげられれば良いですけど・・・。(^〜^;)ゞ ナカナカソコマデハ
皆様、良い傷つけてますか?


2005.4.25 記


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