PAとSR
一般にはコンサートの音響装置をPAと呼んでますが、厳密には
SRと表現して区別する事もあります。
専門用語辞典によると・・・
PA:Public Address の略
一般的な拡声装置のこと
駅や空港、ホテルなどのアナウンスのための音響装置も含まれる。
SR:Sound Reinforcement の略
コンサートをバックアップする音響装置のこと
高いクオリティや音響出力が要求されるコンサート用システムを
区別してSRと呼んでいる。
とあります。
つまり、コンサートなど音楽系統の音響拡声装置はSRと呼ばれ、クオリティが
高く音響出力が大きいと取れるのですが・・・・・その実際は?(@@;;;)
はて?
何年か前に地元の市民会館(2000人収容会場)にオカリナのライブを聴きに、
友人やその両親と行きましたが、指定席が段々と詰まれたスピーカーの前で、
コンサートが開演となり、オカリナの演奏が始まった瞬間、その耳をつんざく轟音に
一同全員耳を塞ぎました。(>_<)
ティッシュペーパーを友人やその両親に渡し、それぞれ耳栓代わりに耳に詰めて、
約2時間のコンサートを聴き終わりました。ε= (-_^;)
そもそもオカリナ演奏のコンサートですから、自然な感じでふわりと包みこむような音
を想像していたのですが、出てきた音はそれはもう疲れるほどでかくてキツイ音で、
とてもお金を払って聞かせるようなコンサートではありませんでした。
特にSRがなくても十分に楽しめたような気がするんですけどねぇ・・・・?(~_~;)
ということを教訓に、LIVE space EM では、できるだけ自然な音を拡声できる
ようにSRをセッティングしたいと思ってます。
ピアノなどでは当然生音だけで十分ですし、ギターなども、SRが入ってるのか
入ってないのか区別がつかない程度に、自然な音を出せるように目標を置いてます。
なので、人によっては物足りないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自然な
美しい音とはそんなものであって、けっして刺激的じゃないんですよね。
オーディオ装置も高級になればなるほど歪みが減り、音量に対して聴いた気が
しなくなってきます、ボリュームを上げても音楽が静かに感じられるんですよね。(^O^)
まさにこれが、歪みの無いピュア・アコースティックです!
そんな感じでライブができれば良いのですが・・・・(^^ゞ
ピックアップ内臓で、ロックミュージシャンはじめ、ライブステージ用として
一時期は絶大の評価があったオベーション・ギター、どうしてもあのベンベンした音が
好きになれず・・・というか、その音色自体が美しく感じられず、何人かの
スパースターなお方達が使っていても、まったく「購入しよう!」などと言うモードには
なりませんでした。
生音はともかく、ピックアップを通して再生した音が、あまりにも自然な音とは
かけ離れてなかったでしょうか?それでもアコースティック・ギターとして
使うのは、大音量のロック・ライブにおいて、他のエレクトリック楽器に負けない、
生音モドキの音が出せるからなんですよね。(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ
音量・音圧に酔うよりも、美しい音質や聴かせどころでゾクッとくるようなライブが好きです。
2005.6.7 記
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