待つわ
D−45GEを購入した時、納期は90〜120日とHP上では書いてありましたが、
実際に到着までは470日掛かかりました。(^。^;) フウ
「果報は寝て待て」ならぬ、「家宝は寝て待て」状態。
予約料金として販売価格の10%をオーダーと同時に支払い、無しのつぶて
状態が長く続く中、海外ゆえに言葉が思うようにならず、問い合わせするも面倒
で、本当に来るのかな?と疑問を持ちつつも、黙って待つしかありません。
国内のどこどこのショップに入荷したぞ〜・・・という噂が飛び交う頃、やっと、まもなく
到着になるだろうという連絡が・・・・、それから3ヶ月たってやっとようやく手元へ、
いや〜、本当に待たされました。o(~o~;)o
自分の中では、これ以上の「待つわ」記録は生まれないだろうな・・・と思って
おりましたが、あっさり更新しました!\(◎o◎)/!
しかも、今度は修理です。Martin
D12−20、昨年の2月末に、無理を言って修理を
受けてもらい、気長に待つという条件でお願いしましたら、7月17日に505日
ぶりに完了したそうです。
「・・・したそうです。」という表現は、これを書いている現時点でまだ手元に無く、
今回の修理に
関していろいろと御尽力を尽くしていただいたHPコーディネーターさまのところに
あり、自分では現物をまだ観ていない、弾いていないからです。(^^ゞ
のちほどHPコーディネーターさま撮影の写真を「ギターだ!」のところで更新に
使わせていただく予定ですので、出来上がり具合はそこで発表になる予定です。
(゜ ゜;;)\(- -;) ホント?
前様がお気に入りのD12−20、音としてはD−45GEよりも好みだと
常々申されてます。たしかに12弦としてGuild F−512と比較しても、その音色は
より繊細に響き、十分に官能的でした。カラっとしていて鈴鳴りな感じとでも申しま
しょうか、ヴィンテージものの香りがしてました。
しかしながら、満足に演奏できる状態を維持できていれば良いのですが、
サドルの高さはほとんど無く、ネックリセットが必要な状態。
某店経由でネックリセットの修理を依頼するも、AJロッドがネックブロックを
貫通する形で、追加改造にて取り付けられているのが判明、このままではネックは
外せないと・・・・・(~_~;)
さらに6連ペグ、固くて回らない部分もありチューニングは大変!(×_×;)
12弦として張りっぱなしではネックが少し反り、弦高からして演奏には耐えられない、
ローコードでのストロークくらいにしか使えない。
6弦だけ張って普通のギターとして使うにも、弦を固定する孔位置とサドルの関係
から、まっすぐに弦が張れず、フレット音痴もけっこうあって、ペグもボツ。(>_<)
USAでどなたが改造したのかわかりませんが、ネックの側面には鼈甲模様の
バインディングが追加されて、指板にはジャンボフレットが打ち込んであり、
ボディもオーバーラッカーが施してあって、Martinロゴも見え辛いほど厚めの
塗装になってます。
まあ、安かったからそれなりに・・・・ではあるのですけど、良いのは音だけで、
コンデションからして常時スタンバイすることもできず、普段弾かないギターに
なりつつありました。
購入した価格程度で手放すことも出来なくはないでしょうけど、このコンディション
では入手された方が満足されないような気がしますし、音については前様の
お気に入りでもあって、さらに入手経路には多大なる縁もありますので、簡単に手放す
訳にもいかず・・・・(-_-)ゞ゛ウーム
悩んだ末、思い切って6弦ギターに改造することにしました。(~-~;)ヾ(-_-;)
オイオイ
スタイル的にはD−18Sが近いのでしょうか?サンタクルーズの12フレットDの
イメージを持って、改造してみることにしました。
・・・と書くのは簡単ですが実際には物凄い作業で、購入価格以上に費用が
掛かる事も想像できます。また、名人級の腕が無いと、実際にはできないでしょう。
某店にメールで問い合わせするも返事さえ来ず・・・・・(>_<)
HPコーディネーターさまの仲介で、やっと請け負っていただける秀逸な職人様が
決まりました。(^^ゞ
トップの板も交換してしまえば完璧に綺麗になるとの事でしたけど、それでは
前様お気に入りの音もなくなってしまう可能性がありましたので、予算面からも合わせて
辞退させていただきました。ブリッジ回りの仕上げは、それなりに痕跡が残っても
仕方ないです。f(^^;) ポリポリ
そして505日が経過し、
費用としては購入価格の2倍掛かりましたが、芸術品と呼べるような美しいネックになって
お帰りです。待った甲斐がありました。(^o^)
2005.7.20 記
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