音楽と機種選択


 世界が狭くなりました。4日前にUSAに発注したDVDや弦が本日到着しました。
発注翌日に、日本語でUPSの出荷通知とトラッキングナンバーの連絡があり、クリック だけで荷物が追えるようになってました。国内のいつ来るかわからない通販より、 よほどサービスが良くしっかりしてます。欠点は送料が高いことだけ!(>_<)

 届いたDVDの1枚は、ステファン・グロスマンの若かりし頃からの映像です。
早速大画面で観てみましたが、印象として、手がでかいですね!
フィンガーピッキングはもちろん、フラットピッキング、ボトルネックも 上手いです。口だけではありません。ヾ(・_・;) オイオイ
ピックアップはつけずに、マイク撮りによるライブばかりですが、フランクリンだけ サウンドホールのなかにマイクが貼り付けてあるのが見えました。ピックアップでは なくボディ内蔵のコンデンサマイクのようです。
あらためて抱えてるギターに目をやると、この方、Martinはほとんど弾いてません。
最初の頃の髪の毛が長い時代の映像では、貝殻を貼り付けて改造したD−28や、 ヴィンテージもののOM−45らしき物を使用してますが、それ以後はボロボロの Gibson風の機種や、フランクリン、ユーフォノンを始め、何処から見つけてきたのか わけのわからんギターばかりです。( ・_・)ん?
70年代後半以降の彼の演奏スタイルやサウンドに、Martinが向いてないという事 なんでしょうかね?

 表現する音楽により使用する楽器のメーカーを選ぶ、これは確かにありますね。
CSN&YはMartinのドレッドノートを使ってあのサウンドを築き上げましたが、D−45が J−45だったら、全然イメージは違ってしまうでしょう。(~_~;)
ロバート・ジョンソンがMartinのスタイル45を使っていたら、キング・オブ・ブルースと 呼ばれていたかどうか、憂歌団 がMartinのドレッドノートを抱えてる姿は想像できま せんし、Gibsonハミングバードでブルーグラスミュージックは合いません。(-_^;) はぁ〜
ギターに限らず、ジョージ・ウインストンはシュタインウェイのコンサートグランドだから あのサウンドであり、Made in Japanのピアノでは論外、ベーゼンドルファーでは 趣が違ってしまうでしょう。(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ

 楽器の持つ固有の生音と、自分の目指す音楽をマッチングさせるって、最初は わからないものだから、まず有名人へのあこがれや真似事から入るのでしょうね。 誰々が○○○の△□×を使ってるから、自分もそれと同じものを・・・・って感覚で。
アン・プラグドで000−42を弾いたエリック・クラプトン、その影響でMartin社が 出したシグニチャーモデル000−42ECや000−28ECが相当に売れたそうです。
あのライブで、もしECがGibsonを使ってたらどうなってたのでしょう。?
ECがNick Lucasでも抱えて、『hey hey』や『.before you accuse me』を もう一度弾いたら・・・・、そっちの方が音楽と楽器でマッチングするような気が していますが・・・?(-_-)ゞ゛ウーム


2005.7.22 記


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