何を根拠に選択基準


 トップはイングルマンの音だ、マホガニーバックの音だ、ハカランダの音が どうしたこうしたとか、アコギなオタクの間ではしょっちゅう議論されたり、主張 されたりしてますが、あえて問います。
目隠して音を聴いて、材が何であるかわかりますか?  と・・・。
以前にも書いてますが、材の違い以上に作り方、つまりメーカーの違いの 方が音の格差は大きいのです。
材による違いは、同じメーカーでまったく同じ作り方をしたときにだけ 音の違いとして現れるものであって、それでさえ材の個体差(グレード の違い等)によってもまた左右されてきます。
だからこそ、ギターの個体差は大きいのであり、材料名が○○○だからで 音が決定される要素は非常に少ないと言えるのではないでしょうか。?
それをあたかも、○○○の音はどうたらこうたらと100%決め付けて、 講釈を垂れる輩の雑言は滑稽でしかありません。(^◇^) フォフォフォフォ
誰もが認めるような素晴らしい音の出るギターは、造りこみが良くて、それなりに グレードの高い材料を使っているからなのです。けっして材料名が○○○だから では無いんですね。(^^ゞ

 それからコンディション、これって何を根拠に表示してるんでしょうね?
一般に言うミントとか、二ヤミント、エクセレント、VG+などというのは、 外観的な傷や痛み加減の事だとわかりますが、楽器として肝心の音や、 弾き易さ、それに伴う調整代などは問題にされないのでしょうか?
無響室で地上から1mの所に演奏用のスタンドでギターを固定、ギターメーカー推奨のゲージを レギュラーで張ってから6時間後に、厚さと材質を指定されたピックで特定の力にて Eコードを弾き、同じ高さでギターから1m離れたところで型式を指定したマイクロフォンにより 音を拾い、音圧と50dBまでの周波数特性を表示する・・・・なんていかがでしょう? (~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ
家にあるGibson CW、外観的なコンディションとしてはVGでしょうけど、 楽器としてのコンディションはエクセレントかと思ってます。ヽ(*^^*)ノ ヘヘヘ
仲間内に多大な影響を及ぼした、Martin 00−18 「M菌」もそうでしたね。(^^ゞ
あまり使われてなくて傷がほとんど無く、サドルが低め一杯で、弦高が高く感じる もので「ミント」グレードな品物と、弾き傷や打コンでボロボロでも気に入った音が出て、 自分なりの調整ができる可能性が多く残されてるVG、どちらが良いでしょう?

 昔の旧御三家であるMartin Gibson Guild 以外は認めたくないという 方もいらっしゃいます。中には、Martin以外は買えないと豪語するお方も・・・。
まあ趣味の世界ですから、各位のお好みについてはどうでもいいことですけど、 国内外を問わず、メーカー、個人作家において、Martin社を含む旧御三家製品より 優れている、好みであると言わせるようなギター、ずいぶんと増えてるはまぎれもない事実です。
つまらない呪縛にしばられていると、本当に良いものがわからなくなっちゃいますよね。


2005.11.15 記


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