1と3/4インチ
表題は何の数値かと申しますと、ナット側でのネック幅のことです。
ミリメーターに換算すると44.5mm
なぜか自分が所有してるMartinは3本ともこのネック幅!"r(^^;)
ポリポリ
45GEは1937年の復刻モデルなので当時採用されていたネック幅を再現、LJは
OMスタイルなのでデフォルト設定の標準がこの幅、D−20Sはネックを
差し替える時に、このスペックでオーダーを!・・・という次第です。
これとは逆に他のメーカー品では、12弦であるF−512以外の4本が、
全部1と11/16インチ、42.9mmです。
わずか2mm弱の幅の違いですが、その違いが演奏性に与える影響は
非常に大きいと感じる方も多いんじゃないでしょうか・・・?
厳密に使い分けしてる訳ではありませんが、自分にとっては、1と3/4
インチ幅の機種は指で弾くのに、1と11/16インチ幅の機種はピックで
弾くのが向いてるような気がします。
1と3/4幅をピックで弾くと、6弦〜1弦の縦方向のピック移動が微妙に
大きくなって、自分の手の大きさではカバーしきれないようなニュアンスを
受けます。とくにスリーフィンガーパターンをピックで弾こうとする時には
ピックの移動が大きくなって辛いですね。(~_~;)
逆に指で弾く場合には、こちらの方が隣の弦との間隔が十分に感じられ、
右手も左手も楽です。(^^ゞ
わずかなピッチの違いでありながら、まったく感覚的には別物、
ナット側の幅だけではなく、ブリッジ側の1〜6弦までのピッチや
ネック形状による影響も大きい事は重々承知の上ですが、
自分が指でのみ弾くスタイルなら、常にこちらの幅広を選択するでしょう。
1と11/16ではこれらがすべて逆転します。
ピックで弾く場合には圧倒的に幅の狭いこちらの方が楽に感じます。
ピックのとりまわしがネックになって、GEシリーズの入手に躊躇される方も
多いとは聞いてます。また、手の小さい方に1と3/4インチ幅は結構辛いものがあるの
ではと・・・(- .-)ヾ ポリポリ
ネックの断面形状によってフィーリングは違ってきますが、親指で6弦をグリップ
するフォームと1と3/4幅ネック、比較的に手の小さい日本人には
いかがでしょうか?(ーー;)
とは言いつつも、よりネック幅の広いクラシック・ギターをみごとに
使いこなす手の小さい女性おりますので、ネック幅がどうこう言ってる
うちはまだまだ未熟なんでしょうねぇ?(>_<)
2005.12.21 記
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