あれから10年


 1995年の夏、労災事故による大腿骨の複雑骨折からやっと退院して 自宅にて松葉杖生活をおくっていた時に、 黒猫さんが大きなダンボール箱を海外から届けてくれました。
一人で痛みを堪えて開封して、中からギターケースを取り出し、ちらかった 発砲スチロールを片付けて・・・・・。
ハープトーンのケースに入っていたのはサンタクルーズのTR、 その時以来、もう10年以上、ライトゲージを張りっぱなしで 壁に掛けてあります、ブレイシングは弱いと言われてるスキャロップ、 ネックは細く、AJロッド入りですが丈夫です。(^^ゞ
自分の足はと言えば、その後に再骨折してる事が発覚して、さらに2回のオペを 体験して、今でも左足は右足より15mm短いままで もう治りません。(T_T)

 翌年の3月、USAから連れて帰ってきた同じくサンタのVA、 こちらも日本にきてから、ず〜っとライトゲージを張りっぱなしにしてます。
VAの方はスキャロップに加えて、シフト・フォワ-ドの、より強度が無いと 言われてるブレイシング構造です。
早い物でこれらを入手してから、もう10年が経過しようとしてますが、 持ち主の人間はお腹が出ましたがギターはどちらもお腹が出ません。

 2000年にそれぞれがブリッジ剥がれを起こして再接着の修理を行い、 そのちょっと前に、VAに15フレットの浮きが生じて、これを抜いて打ち直し、 フレットの擦り合わせ修理を実施してますが、これ以外の自然な故障による 修理はしていません。ぶつけられて側板が割れた修理は行いましたけど・・・・(~_~;)
弦を張りっぱなしにしてるぐらいでは、けっこう故障しないものですね。(^^ゞ

 D−45GEも2002年の4月から、LJは2003年の2月から同じように ライトゲージ張りっぱなしで壁から掛けてありますが、やはりブリッジに 不具合が生じて、GEはリグルーを。LJは貼り直しをしましたが、それ 以外は故障してません。
ブリッジ剥がれも一度キチンと修理すると2度目は起こらないようですし、 温度や湿度に気を配っていれば、楽器って、それなりに丈夫みたいです。
初期故障としてのブリッジ剥がれ以外は出ないのカモ?(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ

しかし・・・・・・、去年からお預かりしてるメリーちゃん、アディロンのセンターの 合わせ目に沿ってクラックが・・・・・・。\(☆_@;)☆\(`-´メ)

ということで、弱い個体は壊れますし、丈夫な固体は壊れません。
たかがギター、されどギター、壊れたら修理すればよろし・・・・と言うこで、 良いのでしょうかねぇ?┐(~ー~;)┌

2006.2.2 記


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