神話の崩壊
現時点で45歳を過ぎたおじさんたちには、Martinは神話のような楽器だと思います。
というのも、おじさん達が感受性の高い思春期や学生時代に、あこがれていた海外の
スーパースターや演奏家、シンガーが、生ギターというと、こぞってMartinのギターを
使っていたからです。
プロは・・・一流どころは・・・・、Martinを使う物だと脳の中に刷り込まれていたんですね。
また、70年代のMartinは高価でもありました。物価の上昇や貨幣価値からも、
当時定価¥320000のギターというのは、現在に換算すれば¥1000000くらいの
感覚ではないでしょうか?
一流所が使う、簡単に買える価格じゃない!という2項目が、おじさんたちの脳裏に
神話を作ったんでしょうね・・・?(~ー?)
ところが・・・・・今では・・・・・。
いつかはクラウンという言葉がありましたが、車の免許を取ったばかりの我が家の愚娘が
言うことにゃ「まずはクラウンでも・・・・できればセルシオかシーマにでも乗りてぇ!」
ですからね!(゜-゜)!
同じように、初心者がギターを選ぶ時に、まずMartinでも・・・・って!!!
確かに最近のMartinはDMとかDXMとか、安価な物もありますが・・・・・(~_~;)
さらにちょっと上達して、インストでフィンガーピッキングの曲でも弾けるようになると、
Martinは眼中に無くなるようです。ローデンやテイラーなどから始まって、メジャーではない
メーカーの品物も含めて、演奏性第一で弦高は超低め、それにサンライズなどのピック
アップを揃ったように取り付けて、ほとんどエレアコ状態で演奏したり叩いたり・・・。
中にはMartinなど持ったことも無い方も!!!
たしかにトミー・エマニュエルさんの映像を見て感動し、そこからギターを始めるような
場合は、メイトンのギター探しから始まるかもしれませんけど・・・・?
演奏性だけでは確かにMartin社の製品より良いものはありますが、Martin以外を
選ぶ方が音を追求して選んでいるかと言えば、そうでもないようです。
結局、おぢさんたちにとっての昔の刷り込みが、現在の若者の間ではピックアップに
取って代わったような・・・?
まあ、ピックアップでの音でしたらMartinである必要もないのはわかります。
弾き易さだけを求めるなら、何でも良いんですよね。
つまり、音にはこだわっていない!・・・・と。
言い換えれば、今も昔も、音の良し悪しはわからずに選んでる!!!・・・・のかも?(゜O゜)☆\(^^;)
2006.2.28 記
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