フレットが・・・・
浮いたり、出っぱったりすると、大変に困ります。
だって、自分では治せませんから・・・・(>_<)
でも、よくある不具合なんですよね。
学生時代に使っていたモーリス、フレットの隅が浮いて指に引っ掛かりましたが、
演奏上たいして支障が無いので、そのまま使ってました。(^^ゞ
一番最初に修理を経験したのは、Guild D−50のハイポジションでの音のビビリです。
自身の経験値も少なく、原因がわからないので楽器屋さんに持っていったところ、
14、15フレットのセンターが浮いてました。
「フレット交換ですね、この形状のフレットは当店では在庫が無いので、
(マーチンタイプへ)全交換です!」と言われ、¥20000くらい払ったような・・・。
25年くらい前の、某老舗でのできごとでした。
その次に体験したのは、D−35のネックバインディングの剥がれでした。
指板とバインディングの間に隙間が出来て、ネックを握るとプニュプニュって感じです。(~_~;)
これは指板が経年変化で痩せて、フレットの隅が飛び出してバインディングを剥がした
事によるもので、フレットの端末をどう処理したのかはわかりませんが、バインディングは
接着されて返ってきました。
それ以来、バインディングのないスタイルの方が、なぜか安心します。
バインディングのある機種では、タングと呼ばれる指板に叩き込まれる部分を、
セルの厚さ分だけカットして打ち込まれてます。指板が痩せてきたりした場合、
このカットが少な目だと、セルを押し出して剥がす訳ですね。
よくよくみると、セル・バインディングのない機種でも、タング部分はカットしてあり、
フレット用の溝を切った後をパテで埋めてあるものも存在します。
いい加減な修理をされると、このカットがテキトーだったり、存在してたパテの処理が
無くなってたりして、妙に指に引っ掛かることも・・・・。(ーー;)
いずれにせよ自分ではフレット打ちはできませんので、リペアーマンに頼むことに
なりますが、これもできるだけ丁寧で腕の良い方を捜すしかないですね。
腕の良い方に仕上げられたフレットの端末は、美しいほどに・・・・まさに『お見事!』といえます。
2006.3.8 記
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