ふきのとう


 メンバーは山木康世氏と細坪基佳氏の♂2人のデュオ、デビューは1974年。
昔からのファンで、全てのアルバムを持っています。(*^.^*)エヘッ
彼らのデビュー曲「白い冬」は、ガロの「学生街の喫茶店」と同じく、実は B面ヒット曲らしいですね。ポプコンで入賞した「夕暮れの街」をA面シングルと して発売したけど、結果としてカップリングでB面に入れた曲がヒットした!?「(°ヘ°) ありゃ?

 その昔、どことなく流れていて、無意識のうちに耳に入っていた曲も多くあります、お菓子の テレビCMで使われたり、NHK番組『明るい農村』にてBGMで使われたからでしょうか?
はじめて彼らの姿を見たのは、アルバイトをしていた本屋さんに並ぶ楽譜集の表紙 でした。
2人揃って、Martin D−28を抱えてる姿が印象的でしたが、特に本の中身まで見ようとか、 まったく興味はなかったのですが・・・・・(^^ゞ
学生時代のとある日、 友人の下宿に寄って、ラジカセから流れる「♪あめ〜ふりのぉどうげんざかぁバスをまつぅ あなたぁ〜のぉ〜、さび〜しさにぃこえかけたのはぁきまぐれじゃなかったわ〜、 あのひぃ、あめ〜ふりのぉどうげんざかぁめをとじてぇあなたぁのぉ〜、さびぃ〜しさに、 だかれたのはぁきまぐれじゃなかったわ〜・・・・・」と繰り返される歌声と旋律に ノックアウトされ、翌日にはレコード屋さんに行き、当時発売されたばかりのアルバム、 『水車』を購入してました。(^ ^;)ゞ イヤー
叙情派フォークとでもいうのでしょうか、あくせくガチャガチャしていないで、しっとりした 感じがとても良く感じられて・・・・(*´∇`*)
すっかりお気に入りになってからは、以前に発売されていた3作のアルバムも遡って購入し、 以後も新譜が発売される都度、LP時代からCD時代に変わっても飽きることなく、 最後のアルバムである『エバー・ラスト』まで発表と同時に入手を続けました。
はじめて観た彼らのライブは、ふきのとうの2人に、キーボード、ベースだけで ドラム無しと言う、現在のライブ構成では信じられないようなバンド編成です。
やはり「明るい農村」が良く似合うふきのとう、細坪氏のMCや山木氏の天然とも思わせるボケが 面白くて・・・、ほのぼのとした感じがとても良かったです。 細坪氏の息をいっぱい吸っていっしょうけんめい歌うところも非常に好感が持てましたし、 ここまでするのかと、何度も何度もアンコールに応じてくれる姿勢には頭が下がりました。
ライブも観に行く度にバックバンドも増え、メジャーなヒット曲こそありませんが、ライブ活動を 日本全国津々浦々で実施され、地道にファンを増やしていったようです。

しかししかし・・・・、1992年5月8日、彼らの地元、北海道札幌厚生年金会館での コンサートを最後に18年間続いたグループを解散し、以後はふきのとうとしては 活動されていないそうです。(T_T)
名盤だ!のコーナーでもご紹介していますLD「少年達の夏」をはじめ、『日比谷野音ライブ』 や『緑輝く日々』『エバー・ラスト・コンサート』などのライブ映像もあり、今でも気が向くと 観ていますが、アコースティック・ギターをメインとしたデュエット、天使の歌声とも 称される細坪氏のテナーボイスと、声質の違いゆえによるコーラスの美しさは飽きることなく 魅力的です。
山木氏の曲ははっきりした覚えやすいメロディラインを持ってますし、どことなく 口ずさめるような馴染のある曲、そんなところが良いですね。
けして洗練された都会的な鋭い美しさではなくて、なんとなくのんびりしてて・・・・、田舎物の 自分達にピッタリ合うような、やはり『明るい農村』が良く似合う・・・・(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ、モウ、エエッテ!


2006.4.14 記


< Back   |to Home|   |to Guitar Top| Next >