栄枯盛衰
「いまの状態が10年も続くなんて、うぬぼれちゃいない!」・・・・・とは、
60年代当時、世界の頂点を極めていたビートルズのジョン・レノン氏の言葉ですが・・・
国であれ、企業であれ、スーパースターであれ、栄華が永久に続くものではなく、
いつかは衰退しますし、また持ち直したりすることもあります。(^^ゞ
1970年代はフォーク・ブームで、若者は猫も杓子もギターを持っていたような時代であり、
ど田舎の楽器屋さんでさえ、7,8千円から10万円くらいのギターがずらりと
並んでいました。そんなブームの頂点に青春時代を過ごした、今、親父と呼べる
おっさん・・・・もちろん自分も含めてですが・・・・達、その後バンドブームになって、
巷にはエレキが溢れ出し、フォークギターは何処へやら?
流行の終焉と同時に処分されたり、物置へお蔵入りとなったフォークギターの本数は
数知れず・・・、伝説化されるほどの栄光を極めたメーカーもパタパタと倒産し、消えて
いったブランドもいくつあったでしょう・・・?(>_<)
それから約20年の時が過ぎ、世の中にはインターネットと言う新たな
コミュニケーションの世界が確立しつつありました。
ネットの先駆者達が自分の好きなことをHPに公開して、そこに共感を寄せる
同好の士が集まってきて・・・・。
フォーク・ブームは去っても、コツコツと個人レベルや地域レベルで活動を
続けていた方達も多かったんですね。かつてはフォークソングの伴奏でしか
なかったアコースティック・ギターが、ブルーグラスやジャズ、フュージョンの世界で
楽器として使われ、ソロ楽器としての演奏も多く万人受けするようなってました。
かつての少年の方達も、当時は憧れはしたものの高価過ぎて入手できなかった
MartinやGibsonを、購入できるだけの収入を得るおじさん世代になってネットに情報を
求めます。
ず〜っとシコシコと続けてきた自分も、できる限りの情報を提供します。
商売抜きで、上下関係も損得も無く、あ〜だ、こ〜だとお互いに情報を交換します。
掲示板にメールアドレスを書いても、今のようにウイルスやスパムが送られて
来ることもありません、純粋無垢に、好きなことについてお話が出来ました。
アコースティックギターを最近始めた10代、20代前半の若手もネットに参加して
おっさん達と話をします。
音楽好きな若手連中だけあって、その上達の早いこと!(^o^; ほえ〜
自分レベルのテクニックではあっというまに周回遅れになってしまいます。(>_<)
そんな過度期からはや8年が過ぎようとしてますが・・・・
今やネット上であちこちのHPを見ても、かつての賑わいもなく、もしかしたら衰退の時期なの
かもしれません。あるいは情報が十分に伝播されつくして、各所に分散したともみられます。
スパムメールや匿名性による言葉の暴力などが影響しているのかもしれませんね。
初心者向けの掲示板などを見ると、何度も何度も同じ事を繰り返してます。
初歩的な質問は、ギターを始めようとする方が現れるたびに再発します。
皆さん口をそろえて「どうすれば良いの?」と尋ねますが、「こうやってみたいけど、
どうなるの?」という質問はありません。自分で考えないんですね。聞くだけで
済まそうとして・・・・、おそらく問合せをして答えを頂いても、本当に覚える事はないでしょう。
インターネットによって発生した大きな流れもありますが、またそれも時代と共に
変化しつつあります。今あらたに当時と同じ催しを夢再びと開催しようとしても、時代の
流れがそこにはあって、人も環境も情熱も変わっているでしょう。
10年続ける・・・と言う事は、相当に大変なことと推察いたします。
しかし・・・・オーディオはあれこれ37年、ギターは33年、進歩はしてないけど
よく飽きないな〜自分、進歩しないから飽きないのか?(゜゜;)\(^^;)コラコラ
とりあえず今週末は・・・、そんな宴会の開催です。さてさて・・・・どうなるやら???。(^_^)v
2006.7.10 記
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