イエスマン
どこにでもいますよね、上司からの指示であれば、即答&無条件にて二つ返事で
「Yes」と返答する人。 な〜・・・・んも考えていません。上から言われた
から「Yes」なんです。(~_~;)
そんな方、同僚にはそっけなくて、部下にはけっこう冷たかったりして・・・・・。
某社においてはただ単に「Yes」ではなくて、そのあとに
「さすがですねぇ〜。すばらしいアイディアですねぇ〜」などと
ヨイショまでつけ加えて返事をする、イエッサーマンなる輩もおります。
(-_^;) はぁ〜
上司等の他人の考えてる主旨が瞬間的にすばらしいと理解できる、天才的な
頭脳をお持ちなのでしょう!・・・・な訳は無くて、単なるゴマスリですよね。f(^^;)
イエスマン、およびイエッサーマンはそこそこに出世します。
そりゃそうですよね、上司にしてみれば自分の言うことを何でも無条件で
聞いてくれる部下はかわいいもんです。「あれをこうしてくれ!」と指示を出した時に、
「はい、かしこまりました!」と返事するのと、「いや、それをすると・・・・・」と
まず反論を述べるのでは、印象が違うのでしょう。
ただ、「イエス」と返事だけして、何もしない場合もありますし、「ノー」と言いながら
別の提案をしたり、そっくりそのままではないにしろ、主旨は理解した上で、
それに沿って行動してくれる人もおります。
イエスマンは一定以上出世すると、頭打ちになる場合が多いようです。
直属の上司が存在するうちは「Yes」と言っていれば済みますが、自分の考えを
述べて、自己の責任において判断しなければならないレベルに達したときに、
普段からその訓練をしていなければ、自分一人では何もできないのです。
もう「Yes」だけでは通用しない世界に達してしまうと・・・・、そのままお払い箱に
なるか、世間に通用する自分の意見を述べられるように・・・・・、努力して
なるしかないのです。もし本人にそうなれるだけの技量が無ければ、やはり
お払い箱に入るしかありません。(>_<)
上司である方も、イエスマンだけをかわいがってはいけません!
「おそれながら・・・・」とリスクを省みずに反論を述べる人こそ大事なのです。
あえて苦言を述べるのは、何か不都合の恐れが有るか、もっと良い方法が
あると考えてるからこそ言うのです。脳みそが空っぽの人間では反論はてきません。
たまに筆者みたいに天邪鬼で、「まず反対!」という変な輩もいるでしょうけど、
面と向かって反論を述べてくる部下こそ、本当に物事を考えてるのです。
考えるのが面倒くさけりゃ、「Yes!」と言ってます。
同じ「Yes」でも、即答での「Yes」と、ちょっと間が空いてからの「Yes」では
違います。人間の思考回路には理解するまでの反応時間とそれに答える応答時間がありますので、判断を下すまでには
どうしても多少の時間が必要です。即答での「Yes」は、常にそのことを考え続けている
結果でなければ「ハイ」と同じ意味の、単なるその場しのぎの返事でしかありません。
自分のビジョンを持っていて、的確に判断できるお偉いさんは、腰を低くして
いろいろな情報を集めます。
一つの提案に対して、「Yes」と言うだけの人もいれば、条件付で
「Yes」と答える方、無条件で「No」という人もいれば、反論を懇切丁寧に
説明される方とまちまちです。それらの集計結果が9対1でイエスの方向で
あったとしても、10%の反対意見があるわけで、その中から根底を覆すような
核となる情報が無いかを捜したりします。
そして、それらをすべて収集して検討した結果、自己の責任にて判断されるのが、
本当に切れる経営者なのです。
イエスマンでもなく、リスクを恐れて的確な反論も言えないような某サラリーマンは・・・・、
出世しません!ヾ(- -;)オイオイ
2006.10.6 記
< Back
|to Home|
|to Second Impact|
Next >