贅沢は敵だ!


 タイトルの言葉、第二次大戦中に物資不足の日本で、国のために 個人が犠牲になれというプロパガンダを浸透させるために、あちこちに 標語として貼られたそうですが、敵の前に『素』を入れると・・・・


   贅沢は素敵だ!


になります。
なんて良い言葉なんでしょ!((○(^▽^)○)) ウキウキ
そもそも贅沢なんて、平和な国に住んでいて、治安や生活が 安定していなければできるもんじゃないんです。
同じ人間であっても、紛争や戦争してるところでは生きるのに 精一杯で、食糧難の状況においては、美味いの不味いのって 言ってられません。
美味いもの食べて、お酒を飲んで、良い音楽を良質な音で聴こうなんて、 生活条件が変われば成立できないんですよね。
今現在、そんな良い条件下に自分達が存在してる訳ですから、今を 楽しまずに何をしましょう?
「明日、食べる物もない人たちも大勢いるのに不謹慎だ!・・・」と 意見される方もいるでしょうが、では、そんな彼らに今私達は 何がしてあげられるのでしょうか?これから食べようとしている物を、 遠い国まで届ける訳にもいきません。生ものは途中で腐っちゃいますし、 実際問題、本当に必要としてる人たちまで届く保証もないのです。
一部の人たちが大衆を支配するためのルールや宗教観を敷いて、 贅沢は敵だ!と言っていたのが65年前の日本です。
今も同じようなことが、世界のどこかで繰返されているのでしょう。
『イマジン』の歌詞ではありませんが、宗教も戦争もない、平和な 世界を見せつけることも、それを望む人たちには必要なんじゃない でしょうか?
あんな生活がしてみたい、あんな贅沢がしてみたい・・・・、すべての 人々がそう思い続ければ、やがてそうなると思えませんか。
穏やかに、平和に暮らすことを望まなければ平和はやってきません。
自己正当化して、聖戦だ!って言ってたんじゃ、いつまでたっても 憎しみの繰り返しで平和はやってきません。闘う意欲も無くしてしまうような 贅沢な世界を見せつけるのも、一種の平和運動なのかもしれませんね。 (~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ

戦場のピアニストと言う映画がありました。
五味御大をはじめ、食うに困る生活の中でも、音楽を捨てない人も 多くいます。どんな最悪の環境にあっても、音楽は人を癒すんですね。
音楽を聴きましょうよ、平和の中で!(^^ゞ


2006.12.29 記


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