1941


 大好きな映画のタイトルです。(^^ゞ
ハワイ時間で、1941年12月7日(日)の早朝、大日本帝国海軍艦載機による、 真珠湾に滞在するアメリカ太平洋艦隊への攻撃で、アメリカと日本は戦争に突入 しました。
以後、1945年8月15日まで、それぞれが命を掛けて国益を守ろうと、お互いに 悲惨な殺し合いが続いたのです。(>_<) 当初は、巨匠、黒澤明監督が日本側のメガホンを取る予定だった、映画『トラ・トラ・ トラ」・・・・今このような映画を作ったらいくらかかるかわからない、実写中心の作品 ・・・・・で、その開戦時の詳細が語られてますが、先日¥980で購入したアメリカ 劇場公開版と、当時日本で公開されたバージョンでは細部がかなり違いました。
ディズニーの『パール・ハーバー』と違い、細部においてまで違和感なく観られる 秀逸な映画ですので、こちらもよろしかったら是非!、たった¥980です。(^^ゞ

 閑話休題、前置きが長くなってしまいましたが、そんな大事件があった1941年の暮、 アメリカ西海岸で暴動騒ぎがあって、それをテーマにスティーブン・スピルバーグ監督が 撮った1979年公開のスーパーパロディ映画です。
公開当時の評判はすこぶる悪くて興行収入もあがらず、スピルバーグ監督の失敗作 とまでいわれた作品ですが、天才監督ゆえに、製作された時代が早すぎただけだった ようです。 アメリカの軍隊を思いっきりパロディにしてますので、公開当時、右翼寄りの評論家からは クレームとも思えるほどその評価は辛辣で、将軍役での出演を依頼されたジョン・ウェインや チャールトン・ヘストンも、自国への愛国心からシナリオを読んで出演拒否したとか・・・・・。
まだアメリカをパロディにすることに、寛容でない時代の作品だったんですね。(-_-メ)

 出演者も、世界の三船敏郎がマジな顔してギャグやってますし、ジョン・ベルーシ、 ダン・エイクロイドとブルース・ブラザースコンビも出演してます。誰が主役だか わからない映画ですが、豪華キャストであることは間違いありません。
出だしからスピルバーグ作品のパロディで始まります。あの『ジョーズ』が 迫ってくる音楽が流れますが、『ジョーズ』に出演した女優さんが本編でも 演じてるとの事、いや〜凝ってますねぇヾ(☆▽☆) アハアハ
その他にも、彼のデビュー作品である『激突』から、砂漠の中のカフェ・バーが出てきたり、 スピルバーグ映画ファンには、どの作品からパロディってるシーンかを見つけるのが 楽しみにもなります。
音楽も豪華です。"King of the Swingers"と語られる歌手・トランペット奏者の ルイ・プリマによって1936年に作曲された、スウィング・ジャズの代表曲『シング・ シング・シング』、これをパロった、『スイング・スイング・スイング』という曲にして、 圧巻のダンスシーンで使ってますし・・・・\(^▽^@)ノ アハハ
実際に1941年に封切られたディズニー映画『ダンボ』、それを貸し切り状態の映画館 で観る将軍がホロリと涙するシーンなんて圧巻ですね。
また、この将軍の台詞「あいつのバカにも磨きが掛かってきたな!」は映画史上最高の 名言だと思えました。
この他にも、各所各所に名優達の抱腹絶倒の名演技があり、観れば観るほど、知れば 知るほど面白い映画になっていきます。(^o^)
ただ残念ながら、この作品現在DVDでは発売されてません。
その昔、特別編集のノーカットLDボックスが発売され、解説までついていたので 無条件で購入してしまいました。最近LDプレーヤーの調子がイマイチなので、 CLVディスクなら再生できるのですが、CAVディスクでは途中でエラーとなってしまう事も 多くて・・・・、DVDが発売されるのを首を長くして待ってる次第です。
よろしかったら是非!( ^ o ^ )ノ☆ヾ(- -;)ドウヤッテミルンダ!


って、今回は映画評論家?ぽかっ(._+ )☆\(-.-メ) おいおい


2007.1.30 記


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