自分の音楽


 自分でギターを弾いて演奏した録音を聴くと、これまでに聴いてきたいろいろな 音楽の影響が感じられる、自分の音楽のルーツって何なんだろ?

 小学生の頃の修学旅行のバスの中で、同級生たちが歌う橋幸夫や舟木一夫、 西郷輝彦など御三家の歌謡曲は当時はまったく知らんかったし、興味も無かった けど・・・
中学生になったころはグループサウンズが流行ってた、タイガース、テンプターズ、 スパイダース、ワイルドワンズ、ブルーコメッツ、オックス、ゴールデンカップス、 ブルーシャトーや、君だけに愛をはリアルタイムで聴いてたのを覚えてる、花の 首飾りは綺麗な良い声だなと思ったし・・・
その後にAMラジオを聴くようになって、ビルボードとかキャッシュボックスとか、 全米ナンバーワンとかのポップス音楽を知る様になって・・・
特にサイモン&ガーファンルを聴くようになって、その所為かギターも弾き始めて、 さらなる関連からバートヤンシュやジョンレンボーン、ペンタングルの音楽も 知って、高校の同級生たちと吉田拓郎やかぐや姫の演奏も始めたし、学生時代に 会った音楽関連の先輩からCSN&Yを教えてもらって・・・、そこからガロ なんてのも聴くようになったものだから、変にコーラスを付けてみたくなる癖迄 ついてしまった。

 学生時代の終焉と共に、誰かとギターを弾いて演奏することは 無くなったけど、個人の趣味としてギターをつま弾くことは続けてましたね。
同時にオーディオにものめり込んでいったから、それまでに聴いてきたポップス 音楽に加えて、ジャズやクラシックも幅広く聴くようになったので、各種音楽について、 より耳が肥えて行ったのでしょうね。

 なので日本の音楽だけがルーツになってる方達とは、どうも趣味嗜好が違う みたいで、イサトさんが、イサトさんがとか言ってるのを聞くと、あのヘタクソを なんでそこまで奉るんだと思ってました。
自分のギター音楽のルーツは、ポール・サイモン、ジョン・レンボーン、 バート・ヤンシュになってるみたいです。その後にギター仲間から、叩きの ギター音楽があることも教えてもらいましたが、自分でやってみたいとは 思いませんでしたね。どちらかというと、ギター・インストルメントを自分で チャレンジしようとは、インスパイアされてないみたいです、いくら頑張った ところでパコ・デ・ルシアやアル・ディ・メオラには遠く及ばないし、ジョン・ レンボーンのライブを観て、これは自分で出来るレベルではないと悟ったので、 それらの音楽は、自宅の豪華なオーディオで聴くことに徹っすると、心に決めた のであります。

 最近になってまた演奏活動を行うようになって、いままでの集大成みたいな 感じでギターを弾くようになってきた感じです、フラットピックでガシャガシャ、 時にはカーター・ファミリースタイル、ピックを使ってのスリーフィンガー もどき、サムピック、フィンガーピックを付けてのスリーフィンガースタイルでの 演奏、指弾きによる変則的なアルペジオからエレガット・ギターの使用まで。
ギターにピックアップを付けての音は好きになれないので、可能な限りマイク 収音でのライブ演奏を行うようにしてますが、環境的にそれが許されない場合は コンデンサマイクだけを自分で内蔵した、Guild D−50やF―512、 Martin D12−20を使うこともあります、ヤマハのエレガットは 生音がそれなり程度ですから、これはシールドを差し込んでの音でも良いので しょうね・・・・・・と、自分勝手な判断であります。

 ギター演奏以外での楽しみは相方さんとのコーラスですね、原曲のオリジナル 音源には入っていない勝手なコーラスを付けてみては楽しんでます。
音楽には、これが正解ってのは無いから楽しいのかもしれませんね。
しかしながら経験不足から、いつでもピタッと会う事は少なくて、歌い始めの 音程がス〜と出て来るようになって、最後まできれいなハモリを続けるには、 繰り返しの反復練習を重ねて体で覚え込ませるしかないみたい、ひたすら精進する しかなさそうです。
そんな勝手なコーラスにも、ガロやCSN&Yの影響が少しは出てるような・・・ 自分達で演奏した録音を聴いて、いまさら思うことでもあります。
残りの人生もそう長くないから、生きて活動できてる今を、それなりでも良いから楽しまなくちゃ、ですね!


2025. 6. 9 記


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