ライブ会場の音って


   ライブでの音響係を務めることがあって、同時に音源の録音もしてますが・・・
そのライブ会場で聴けた音と、録音した音源を自宅のオーディオ装置で再生すると 全く別物に聞こえてきます。
なんでだろ?・・・・・ってことで、勝手な考察を思いつくままに綴ってみようと!

 演奏者の歌声や楽器の音をミキサーに取り込むまでは、どう考えても一緒、 違いがあるとしたら、ライブ会場ではお客さんが居るので、騒音として、 拍手や会話が付随されるところでしょうか、俗に言うライブ感ですね。
しかしながら、それだけでは片づけられない音質の違いも確かにあります。
では、どこでどう違ってくるのか・・・・、録音された音源と、ライブで ミキサーからパワーアンプへ向けて送り出され信号までは同じと思えます。
自宅での再生の場合は、高性能のプリアンプへDA変換された録音音源が 送られ、その後に低ひずみ率を誇るパワーアンプに信号として送られて、ホーム ユース用(実際はスタジオユース用のモニターでもあるのだが)のスピーカーの 駆動となって再生される、つまりここでは高性能オーディオの低歪率の世界。
ではライブ会場ではどうであろうか、ミキサーからの音楽信号は10m以上の ケーブルを通してパワーアンプに送られる、家庭用のそれと比較すると、どう 考えても信号としての損失は大きいであろうと・・・。
さらにライブ会場で使われるような、PA用のアンプや、アンプ内蔵スピーカーの アンプとしての特性を考えれば、ホームユース用の製品の低歪率とは比較に ならない・・・・、さらにPAスピーカーも、どちらかというと耐入力が重視 される製品なので、音の出方はホームユース用とは大きく異なるであろうかと。

 ということで結論としてまとめてみれば、ライブ会場では同じミキサーから 繰り出される音源でも、かなり歪んだ音で再生されてる!
さらに、そこにライブ会場の残響特性なども加わって、それを加味してミキサーを コントロールしては、サウンドレインフォースメントを行っているのだから、 ミキサーからライン録音された音は、ある意味物足りないかもしれない。
そして人間の耳には、少しくらい歪のある音の方が、聴いた感じがするので あるから、むしろ魅力的に聴こえるんじゃないかと・・・

 ホームオーディオも高性能を求めて、高価格の艇歪率の機材で構成すると、 あまりにも静かで、聴いていて物足りなくなってくる場合もある。
そんなところがトータルとして加算されて、ライブ会場で聴けた音と、ミキサー からライン録音された音の違いとなって出てくるのだと思うが・・・?


2025.11.17 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >