コストパフォーマンス


 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によるとタイトルの意味は・・・・

◆コストパフォーマンス(こすとぱふぉーまんす、cost performance、CP)とは、あるものが 持つ価格と価値を対比させた度合い。費用対効果または対費用効果。

◆用例
コストパフォーマンスが高い(満足度が高いこと)
コストパフォーマンスが悪い(支払う金額よりも価値が低い)


だそうです。
大昔、あるオーディオ評論家が、雑誌における機種別比較などの批評記事で、この言葉を よく使っていた記憶があります。
大して収入も無い自分のような庶民が、市販の普及価格帯のオーディオ機種の 中から、少しでも値段の割に良いものを選ぶには、この単語が神様からの言葉の ように頭の中に響いて、各メーカーの機種の中から自分の購入するものを選んで ました。
過去において、オーディオブームの中で一斉を風靡した単語だと思います。

 しかし、今自分が、この言葉を使うかと言えば「NO」です。
趣味と言う世界において、究極を求める程度にまで達した時に、「値段の割に・・・」 などは存在しないのです。もう「絶対的に良い」しかなくて、値段云々は 飛んでいってしまいます。ほんの毛先ほどに性能を向上させるために、2倍、3倍の 価格アップになるのも高級オーディオの世界、世界最高ランクの製品たちは、 コストパフォーマンスが高いはずはありません。
強いて挙げるなら、「満足度が高い」の方が合ってますね。けして費用対効果 または対費用効果ではありません。(~_~;)

 そしてこれはオーディオの限らず、趣味全般に言えることではないでしょうか。
趣味も突詰めてしまえば、もう値段の事は二の次三の次、自分が満足するために、 その価格まで出せるかどうかでしかないのです。
ですから、趣味を語る場合に、コストパフォーマンスが云々とか、値ごろ感が どうたらこうたらと言ってる輩の言葉は、まだまだ趣味を極めてない、周囲からの 体裁だけを気にしてる、3流どころの戯言しか聞こえないのです。
道楽を極めるには、それなりにお金も掛かるのです。生活が破綻しない程度に お金を掛けるのが趣味、生活を圧迫してでもお金を掛けるのが道楽なのでしょうか?
安い割には・・・・なんてのは、趣味でもなんでもなく、ただの『しみったれ』です。
本当にその安い物が『良いもの』であれば、高い、同様の機能を持つ製品を 持っている必要はありません。それが出来ないのはブランド志向で、世間体を気にしてる からですね、まだまだ精進が足りませぬ!(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ


2007.7.2 記


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