CDのメリット


 LPしかなかった頃、音楽を聴くにはスピーカーと対峙して面と向き合って聴いたものです。
レコードスプレーやクリーナーを使って儀式のように一通りの準備をして、盤面に針を下ろして リスニングポジションでじっくりとその再生音を楽しむ、コンサート会場と同じで余計な騒音は ご法度!できれば外界と遮断された薄暗いプライベート空間で楽しみたい世界でした。
ところが・・・、CD世代になってそんな緊張感はなくなり、自由気ままに音楽鑑賞。
CD再生ではほとんどBGMのように『音』を流しっぱなしで聴いてます。LPを聴いていた ときの緊張感はどこへ行ってしまったんでしょうね?
昔のLPには、たしかにそんな本気になっての音楽鑑賞を迫る何かがありました。
ジャンルを問わず、最近のCDになってからの演奏ではなくなってしまったのでしょうか。?

  このHPの『我が家の名盤』 ◆その5でも紹介しています、
 邦題:バッハ/バイオリン・ソナタ全曲
 演奏:ヘンリック・シェリング、ヘルムート・ヴァルヒャ
 SFX-7846〜47 (フィリップス)


 冒頭から心の琴線を激しく揺さぶるようなこの演奏は、まさにスピーカーと対峙して 聴きたい名盤でしたが、残念ながらCDで発売されたものは、その音質においてLP盤には 遠く及ばないものでした。(ToT)
なので・・・、この名盤を聴く場合に限っては、かしこまって針を落としていたのですが、最近に なって名盤CDの案内が届き、その中にこの演奏がありました。しかも24ビットで リマスタリングされたと書いてあって・・・・d=(^o^)=b イエイ
となれば、買ってみるしかありません!
そして届きました。


 早速聴いてみましたが、我が家のDVD兼用のプレーヤーで再生しても、LPにも負けず劣らずの Good Sound でした。o(^^o) (o^^o) (o^^)o キャアキャア♪

 これでCDの最大の長所、
お昼ねのBGMで掛けっぱなし ができます!(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ

 世界的名演奏をLP再生と同等の音質で、BGMに使ってお昼寝できるって至上の極楽ですよ。 (-o-)...zzzZZZ...zzzZZZ


2007.10.8 記


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