理解できてないだけで


 日本国内における、人間の生活環境は相当に汚染されてます。
何に汚染されてるかと申しますと、大多数の方には、その存在すら感知できない ような有害な化学物質であり、無意識の環境汚染と呼んでも良いでしょう。

 こんな事を綴っていると、また訳のわからない意味不明な妄想を書いてる・・・などと 感じる方も多いでしょう。「くだらない」とか、「アホッ!」 とか、罵声が聞こえて来そうです。

 でもね、勝手な思い込みだけで書いてる訳じゃないんですよ。
自分なりに理論的に納得できるから書いているんです。
物事を考えるときに、一方の視点だけや定常化された考え方だけで捕らえていると、 全体に渡っての大きな流れや、つながり、関連が見えないことが多いんです。
俗に言う『専門バカ』になっちゃって、簡単な事を理解できなくなってしまったり、 単純な事を難しく考えてしまうんですよね。
そしてまた権威嗜好、これがさらに輪をかけます。地位や名誉のある専門家が言った 事は正しい!・・・・と決め付けてしまって、自分では何も考えずに権威の言うことを 鵜呑みにしちゃうんですよね。
化学物質過敏症という病気が、多くの大学病院で認められていないのも、そんな 理由からでしょう。
また、これを医学的におおっぴらに認めると、薬品業界を始め、日本の農業、工業、 ひいては行政にまで多大なる影響が発生する事も予想されますから、大手企業やそこに 利権が関連する方々にとっては大いなる不利益になるので、圧殺の指示も半端では ないでしょう。
それこそ薬害肝炎問題の比ではありません。責任者立場にあれば、臭い物には蓋を 的な発想にもなるでしょう。それによる犠牲者が自分の家族や自分自身の身に 起りえないと思ってる限り・・・・・。

 しかしながら、誰にでも起りえる原因不明の体調不良は、環境汚染からじわりじわりと やってきます。
最初は眼の調子がちょっと悪いくらいから始まって、風邪症状みたいな感じだったり、 めまいだったり、老化による成人病や更年期障害と思えるような症状から、精神障害に 至るまで・・・・・




個人で出来る、生活環境汚染の防止としては以下のような項目があります。


1.防虫剤は使用しない。
(虫に衣類を食われるよりも、防虫剤からの心身への悪影響の方が遥かに大きいのです)

2.合成洗濯洗剤、柔軟剤は使用しない。
(これらを使って洗濯すると、衣類から人体への有害な空気が常に発散され続けます)

3.除草剤や農薬は使用しない。
(家庭菜園程度に留まらず、大気汚染の元凶そのものです)

4.室内にワックスを塗らない
(どうしても塗る場合は、合成化学成分を含まない安全なものを!)

5.界面活性剤の入ってる、化学合成で作られた台所用洗剤、シャンプー等は使用しない。
(肌が荒れるのは界面活性剤の影響です、免疫力も低下します)

6.野焼きは行わない
(低温度の燃焼は、ダイオキシンを発生させます)

7.芳香剤類は使用しない
(毒をもって毒を制さないのが芳香剤、ダブルパンチで体に悪影響を及ぼすだけです)




 他にも人体に大きな影響を与える農薬の空中散布とかありますが、個人で出来る事から 始めていかないと、社会全体としての生活環境改善は有り得ないでしょう。
他人まかせや指示待ち、国や公的機関への過度の期待や依存だけでは何も解決しません。
まず自分が動かないと・・・・・。
上記の7項目を実施するだけでも免疫力が向上するので、風邪をひかなくなったり、 アレルギー疾患が減少したり、精神的に安定したりします。まずは自分で出来る事からが 改革の第一歩ですね。

 無農薬、有機栽培された作物や、天然の安全な食料品等を求めていても、これらの大気汚染に対して 無防備であれば片手落ち以下でしかありません。汚染物質は口や消化器系から 入るより、呼吸して肺から入る方が遥かに多いのです。そして、この事実さえ、ご存知の方が あまりにも少な過ぎます。


2007.12.18 記


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