薬害訴訟って


 2007年の暮、ニュースとして薬害肝炎訴訟が話題に取り上げられています。
被害者の一律救済をめぐり、国にどこまで責任があるか、議員立法を策定するにあたり 様々な責任論が展開されているようです。
朝のBGM代わりのTVから、国営放送のアナウンサーが読み上げた原稿では、 「認可したことを国の責任としてしまえば、薬剤には必ず副作用があるので、全ての 薬剤を認可できなくなってしまう・・・・・」旨の内容で聴こえてたような気がするのですが、 それって完全に本末転倒してる考え方ではないでしょうか?




いったい、何のための認可なの?
  凸(`Д´メ)!!!おら〜




 市販薬剤について認可すると言う事は、国として安全であると後々まで保障 できるように、あれこれと厳格に検査をしているんじゃないの?
そのことに責任を負わないって・・・・・・(〇o〇;))))!!

 瞬時に、以前に放映されたTV番組 『カナリヤの子供達:検証化学物質過敏症』 の 農薬の空中散布問題で、農薬工業会のお偉いさんが、「端的に言うと、国が認めた、 厳しい試験をクリアーした安全な農薬なんだから・・・・・」と説明してるのと オーバーラップしました。
何を根拠に農薬の空中散布が安全であるとおっしゃってるのかはわかりませんが、 それが 『国が認可した』 からだと言い切るなら、それは上記の薬害訴訟ようなトラブルが農薬問題でも発生した場合、 もし農薬による人体への影響が正式に確認されたとして、その発症原因が農薬の空中散布に 寄るものであったとしても、国としては責任を追わないと言い切ってるようなものですから、それを 推奨する貴方達が、空中散布を助成する方々が、国に代わって責任を取ってくれるのでしょうか???

 薬害訴訟でも、過去のカルテの消失により、その薬剤を投与されたかどうか 記録が確定できないために、救済の対象外とされる事が懸念されてますが、 農薬の空中散布による障害発生では、そのような不鮮明レベルではありません。




なにしろ農薬は無差別に空中に撒かれてますから・・・・・




 こうなると、もし原因がそこにあっても、暴露してそれによって症状が発生したことを 証明するのはうるわしく困難!・・・・・でしかありません。
だからこそ撒く方はよけいに強気なのかもしれませんけど・・・・・?(~_~;)




 信じるものは騙されます!




 大多数意見だからとか、識者が言ったからとか、賢者が言ったからではなくて、 納得できるまで自分自身で考えてみましょう。
本当に農薬は、正しく基準とおり使っていれば人間に無害だと思いますか?
納得できなかったら、相手の言い分が正しくないか、物事を理解できる能力が 自分には足りないのか、二つに一つしかありません。(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ

そして・・・・運悪く被害者になってしまったとしても、『被害者意識だけ』でいないことです。
自分を変えられるのは、自分しかいません。
他人任せでは治るものも治りません。
愚痴を言ってるひまがあったら、自分でできる事を考えて行動すべきなのです。


2007.12.25 記


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