空気汚染!


 北海道から3日ぶりに帰って来た前様(家内)、田畑のど真ん中にある田舎の駅でお迎えを受けて開口一番に言ったことは、「東京の空気には臭いがある、そして田舎の空気はもっと臭い」でした。(~_~;)

 つまり・・・・空気が澄んでいない、空気中に有害な不純物が多く含まれていて、それがわかる!と言ってるんですよね。
空気の綺麗な場所に3日間居たので、より敏感になって帰ってきたのでしょう。(^^ゞ

 その違いがわからないと主張される方には、何をどのように説明してもご理解いただけません けど、人間の嗅覚としてわかる人にはわかるんですよ。
おそらく、この辺の空気が臭いって感じる人は、本人の自覚とは関係なく、それなりに化学物質過敏症等の病気が進んでいる方か、汚染された空気へのマスキングが外れた、ピュアーで敏感な方達なのでしょう。

 問題なのは、その臭い空気環境で暮らしてる現実です。
環境問題は、高度成長期の野放しの状態ではありませんから、規制が掛けられてます。
大気汚染という言葉からは、工業地帯で工場の煙突から黒い煤煙がもうもうと出て、喘息を引き起こすような状況とか、都会の渋滞で車の排気ガスが蔓延して、光化学スモッグが頻繁に発生するような環境を連想するかもしれませんが、車の排気ガス規制や公害防止条例等により、現在の日本では昔ほど燃焼排気による環境汚染は少なくなってると思えます。

 では、なにがマズイかと申しますと、化学合成された殺虫剤や農薬の類、合成洗剤や柔軟材の類が無制限に使われており、それにより生活空間の空気が汚染されている現状です。
密閉された家の中では、シックハウス症候群の発症原因であるホルムアルデヒドなどが、法的規制により建材から除去されつつあり、方手落ちとはいえ少しは進歩をみせてますが、農薬の空中散布等屋外での使用については、何の法的規制もありません。
しかも、家庭用品とは使用量の桁が違います!
過去において、松食い虫の被害防除として山林に殺虫剤(農薬)が撒かれ、長期的に効果を維持してます。散布された薬剤はすぐに効果を失うようなものではなく、木の根から吸い上げられ、それにより木に付いた虫を駆除するような効用なのです。
山林に撒かれますので、松も杉も区別はありません。杉の木が吸い上げた農薬成分は花粉に入り込み、花粉が飛散する今の季節、農薬成分入りの花粉が自然から人間界に返されているのです。(>_<)

 花粉は大昔からありました、でも、花粉症はありませんでした。
排気ガスの影響が加わって、人間の体質が変化して花粉症を生み出したのです。
農薬も殺虫剤も、人間が極微量に吸い込んだのであれば死ぬ事はありません。それは排気ガスでも同じです。
しかし・・・、影響がないからと有害では無いと言い切れる品物でもないでしょう。
ただ判ってないというだけで・・・・
何度も書いてますが、小さな虫が死ぬんですから、何の影響もないハズはないのです。
少なくても細胞レベルで、末端神経レベルで、何かしらに不具合症状が発症しているのです。

 以前と比較しても、不定愁訴を訴え、通院しても原因不明とか心療内科回しとなる方が 増えているように感じますが、合成された化学物質の影響によると考え、それなりの対処や 防護を施すことで、ほとんどの場合で解決がつく可能性が多々考えられます。

とりあえず綺麗な空気の中で生活してれば・・・・・不定愁訴は無くなる場合が多いと思ってます。
 あまりにも空気が汚されているんですよね。
多くの人が知らず知らずのうちに・・・・
『風の谷のナウシカ』で表現されていた『腐界』、もうすでに私達は、そんな世界に住んでいるのかも しれません。Y(>_<、)Y


2008.3.18 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >