STEINWAY


 言わずと知れた、世界三大ピアノメーカーの中の一社です。
多くのスタジオやコンサートホールでこのメーカーのグランドピアノは採用されており、 ジャズ・クラシックを問わず、録音に、ライブにと多方面に渡って愛好者がいます。
透明感のある澄んだ音色が特徴で、ギターで例えればMartinというところで しょうか?
偶然にも両社の創始者はドイツからの移民であり家具屋さん家系、1833年にMartinが、 1853年にSTEINWAYがと、ほぼ近い時期にそれぞれがニューヨークで 会社を興しています。

Wikipediaによると

 創業者はドイツ人クリスチャン・フレデリック・マーティン(Christian Frederick Martin:1796年-1867年)。 代々家具職人の家に生まれたかれは、15才の時、当時ウィーンで有名だったギター製作家、 ヨハン・シュタウファーに弟子入りした。たちまちギター職人として頭角を現したマーティンは、 生まれ故郷でギター製作を始めようとしたが、職人ギルドとの関係がこじれて自由な製作 活動ができなかった。
1833年、マーティンは、ギター製作のためにドイツからアメリカへの移住を決意し、ニューヨークで 楽器店を開き、同時にギター製作も始めた。ニューヨークでの事業は決して楽なものではなく、 物々交換が横行するなど安定した事業展開は望むべくもなかった。1838年にはペンシルバニア州 ナザレスに移住し、本格的にギター製作を開始した。


 1836年に、ドイツ・ニーダーザクセン州のゼーセン (Seesen) で家具製作を営んでいた ヘンリー・スタインウェイ(ハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク、 Heinrich Engelhard Steinweg/Henry E. Steinway)が、スタインウェイの第一号となるピアノを製作した。
ヘンリー・スタインウェイはその後、ドイツからアメリカ合衆国へ渡り、1853年に スタインウェイ・アンド・サンズをニューヨークに設立する。ヘンリー・スタインウェイの死後、 1880年に、ハンブルクに生産拠点が開かれた。



 その昔、海外出張にてUSAへ行ったとき、それとはなしにヒルトンホテルのラウンジで 聞こえてきた生演奏でのピアノの音、天井から星粒が降ってくるようにきらびやかに輝いて ました。(=´∇`=)
メーカー名を見れば、STEINWAY & SON'S の文字が燦然と輝いてます。
そんな感じで聞こえてきたピアノの音、そのときまでは皆無でございます。
ECMレーベルの名盤、キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』、まさにそんな 音で入ってますね。(*^^*)
ギターでMartinを選ぶなら、やはりピアノもそれなりのものを選びたくなります。
世界の三大メーカーの製品、国産品と比較して『音の濁り』が全然違いますよ。


 と言いながら・・・現在我が家に置いてあるピアノは、比較すると透明感は劣りますが 倍音の多い、いぶし銀のような音色がする、ベーゼンドルファーです。(^^ゞ カキカキ


2008.7.6 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >