楽器を抱えて


 ギター1本抱えて旅に出る・・・・・。
アメリカの古き良き時代、ウッディ−・ガスリーがそんなことをしてましたが・・・・
今じゃ誰もそんなことしなくなっちゃいましたねぇ。(-_-)ゞ゛
自分自身も、どこかに出かけるときは、必ずといっていいほど、 ギターケースを持って出ることが多かったのですが、最近では重たいからと 億劫になってしまって・・・・。(^◇^;)>

 なんか、だんだんとロマンをなくしてきてしまったのでしょうか?
安物のオンボロギターから、有名ブランドの高級品に変わったから、怖くて、 あるいはもったいなくて、持ち出せなくなっちゃった???
いけませんよね、それじゃあ。
ギターを1本抱えて旅に出ましょう!・・・・・とは言いませんが、屋外で 弾く機会があれば躊躇せずに持ち出して遊びましょう!
例えば・・・、USAの演歌ともいえるブルーグラスミュージックって、基本的には 屋外イベントですよね。そこで使われる楽器たち、Martin D−28やVEGAの バンジョー、Gibson F5などのフラットマンドリン、どれもこれもヴィンテージ ものと呼ばれてる楽器たちは、その値段を聞くと気が遠くなるほど高価に なってますが、それでも彼らは屋外でその名器たちを平然と使い続けてます。
皆様、リセールを考えて傷を付けないように・・・・・なんてしていません。
とにかく、弾いて遊ぶことが、文字通り『音楽』、音を楽しむことになってます。
使い続けてボロボロになった楽器って、カッコいいと思えませんか?

 ケースにしまっておいて後生大事に保存しておくか、豪快に使い切るか、 どちらがいいかという結論は、その方が亡くなるときに出るかもしれませんし、 出ないかもしれません。
投資目的で買ったんじゃないなら、弾いて壊してしまったとしても後悔は ないでしょう、ましてや修理は効きますからね。
形あるものはいつか壊れるのです。観賞用の工芸品や美術品でないなら、 それまでの間、有効に使ってあげましょうよ。


2008.7.15 記


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